社長の独り言


2018年 5月

今月は4月上旬、京都に行ったお話し。

三十数年前の話ですが、全国の酒小売店でワインに力を入れている所が20軒ほど集まり、

生産地から共同仕入れをして安価で良質なワインを販売するネットワークが出来ました。

北海道では当社が参加したのですが、毎年ヨーロッパ等に買い付けに行く時間と余裕が当社には無く、

当時は本部の仕入れた物を販売するだけでした。

その後、買い付けは全員参加にしようと、加盟店は毎月積み立てをして買い付けに備えましたが、 その会は数年で自然消滅。

その後30年以上経て、大阪の本部から当時に積み立てたお金が今も残っており、

同窓会にでも使おうと「京都・山城の筍と、京料理に合わせるワイン会」の案内が来ました。

会場の京都・美濃吉本店・竹茂楼さんに現地集合してみると、

私も含めて皆さんすっかり浦島太郎状態で年配になられていました。

挨拶の後、食事が始まり、途中からは舞妓さんと芸子さんが来て、食事と舞を堪能しました。


舞が終わると、二人の女性はワインの給仕をしながら皆と会話をします。

私の横でも給仕をされましたが、本当に首からお顔まで真っ白なのです。

私が思い浮かべたのは、真逆ですが昔流行ったコーラスグループ「シャネルズ」。

彼らは黒人の音楽とスタイルに憧れ、自ら靴墨を自分の顔に塗って黒人になりきって歌い踊っていました。

でも、舞妓さんはお客の為に、白く塗り舞を踊るのです。

シャネルズは自身の希望で黒く塗りましたが、舞妓さんはお客さんの為に白く塗っていると思うと、

居たたまれなくなり、私は舞妓さんの顔を正面から見る事ができませんでした。

そんな困惑した状態の時に、「藤井さん、こっち向いて!」と本部の方に言われて、芸子さんと記念写真を取られました。

多分、今自分は苦しく、困った顔をして写っていたのだろうと思っていましたが、

数日後メールに添付されたその時の写真を見ると、でれ~と鼻の下を伸ばした私が写っているのです。

人は頭の中では理性を持って行動しているつもりでも、体は違う動きをしているのが分かりました。

大変赤面する写真ではありますが、証拠写真としてプリントしましたので見たい方は

当社店舗にお越しの際に、「証拠写真を見せて!」と言って下されば、特別にお見せします。

どうぞ笑ってやって下さい。


さて、今月のお薦めワインです。

北海道からは藤野ワイナリーのコハル・ロゼ17年。

丁寧な選果を行い、亜硫酸塩(酸化防止剤)を最小限に抑え、無濾過と天然酵母で醸造するワイン作りをしています。

イチゴやラズベリーの甘酸っぱさの中に熟した果実の柔らかさが余韻を引き立てる辛口のロゼワインです。

自然の炭酸ガスやぶどう由来のオリが含まれることがありますが全く無害ですので安心してお召し上がり下さい。


フランス・ボルドー地方からは、オー・メドック地区のシャトー・ラローズ・ペルガンソン10年産。

フランス全土で、ワインは素晴らしい出来となった2010年。

果実味の凝縮と新樽熟成のコーヒーやチョコの風味があいまって、これぞボルドーといった風格を醸し出しています。

2010年産を見つけたら、即、買いです。でなければ、後で後悔する事になりますよ。


仏ブルゴーニュ地方からは、フェヴレ社メルキュレ村のラ・フランボワジエール畑の赤でハーフ・ボトル15年。

ニュイ・サン・ジョルジュ村に本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続く名門です。

このメルキュレ村でも優良なフランボワジエール畑のピノ・ノワール種で、素晴らしい年となった15年産。

ラズベリーやフランボワなどの香りに、爽やかな瑞々しい果実味が中心となり、

後から上品な木樽の風味が広がる、しなやかで滑らかな口当たり。

若いうちから楽しめる、懐の深い味わいです。

同じくブルゴーニュから、ルー・デュモンのブルゴーニュ・ブラン15年と、ルージュ15年。

18年1月に、某・国営放送局の番組でオーナーの仲田晃司さんのルポタージュがありました。

ブルゴーニュの地で裸一貫から始め、今や世界中に輸出するまでの生産者へ成長された

仲田氏の温和で堅実な人柄がにじみ出ている様なワインです。


南仏からはフォンカリユ社でコトー・ダンシェリューヌ地区のエスプリ・ド・ノ・ペール11年の赤。

フォンカリユ社は組合員1200軒、5000ヘクタールを持つ、南仏でも大手の生産者共同組合で、

仏ワイン専門誌「ラ・ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス」の『2012年度・年間最優秀ワイン生産者組合賞』を受賞しています。

この赤はシラー種主体に数品種をブレンドし、タンクで5年以上熟成させた11年産ワイン。

若いワインが多い南仏で、安価ですが飲み頃の美味しさが楽しめる貴重な1本です。


仏シャンパーニュ地方からは、J-M セレックが造るソレサンスのブリュット・ナチュール。

17年、ジャン・マルク・セレック氏が来札され、試飲いたしました。

平均樹齢40年の力ある葡萄からのピュアな味わいと、 ヴァン・ド・レゼルヴ(優良年で取り置きしていたワイン)の

比率が50%(通常は3割程)というだけあって、複雑で奥行きのある風味に圧倒されました。

今一番のお薦めシャンパーニュです。


人気のスペインからは、温暖なバレンシア州南部のエル・アンゴストが造るラ・トリブ10年。

ここの標高は550メートルと高く、西の大西洋から吹く比較的冷涼なポニエンテと呼ばれる風と、

東の地中海から吹く比較的温暖なレバンテと呼ばれる風が交差し、ぶどうは理想的に成熟します。

しかも最高の天候だった10年産なので、凝縮した果実味と、

スパイス感に木樽の風味が合わさり、飲み応えがあり、満足感の高い一本です。

パーカーポイントも90点で、この価格はお値打ちです。

そして、今やスペインの顔となったカヴァ(泡)で、 コヴィデス社のゼニウス・カヴァ・ブリュット。

ここはペネデス地域の800のワイン生産者による大手協同組合で、

日本のワイン専門誌にもベストバイと評価されたことがあり、高品質のカヴァを生産しています。

泡がきめ細かく、果実味と酸味のすっきりとした爽やかな味わいで、

暖かくなるこれからの季節にぴったりな、一押しスパークリングワインです。


更にスペインの白では、テラ・アルタ地区のセリェール・ピニョル家のヌエストラ・セニョーラ・ポルタルでブランコ。

ガルナッチャ・ブランカ種主体の白で、複雑な香りと長い余韻が魅力のワイン。

テラ・アルタはカタルーニャ語で「高い土地」を意味し、その名の通り標高950mの山々に囲まれた場所にあり、

銘醸地のプリオラートやモン・サンに似たテロワールを持ちながらも、

リーズナブルで高品質なワインを産出するとして注目されています。

希望小売価格1,650円が特別価格で入荷となり、大変お買い得となりました。

スペインの最後は赤、カスティーリャ・レオン地区のトリデンテでエントゥレスエロ・テンプラニーリョ15年。

上級品のトリデンテには僅差で使われなかったタンクを、別に詰めたお買い得ワインになります。

凝縮した果実味と樽からのバニラ香が広がり、パエリヤ、パスタ、マッシュルーム、

シチュー、ソーセージ、チーズなどによく合います。

この価格でフルボディワインをお探しの方には必見です。


ドイツからはダイデスハイム村の名門ワイナリー・ヨーゼフ・ビファー社のリースリング種ハルプ・トロッケン(やや辛口)14年。

ここではテロワールを尊重したワイン造りを行っており、2013年より日本人徳岡女史が社長兼醸造家として活躍しています。

このハルプ・トロッケンは、ピュアな果実味、きれいな甘味、フレッシュな酸味とが見事な構成をつくり、

透き通ったミネラルとの調和により、味わいに広がりのある上質なワインに仕上がっています。


チリからはカサス・デル・ボスケ社カルメネール種のレゼルバ15年。

カサス・デル・ボスケは、森や牧草地だった未開の土地をワイン用の葡萄栽培が出来るよう開拓し、

「量より質」を求め、チリのプレミアム・ワインを生み出す事だけを目指した新鋭のブティック・ワイナリーです。

風味の良い口当たりで、果実と樽の絶妙な融合が感じられ、バランスの良い柔らかいタンニンと程よい余韻が楽しめます。

甘酸っぱいソースを使ったお料理や、火を使ったお肉料理に合わせやすい味わいです。


アルゼンチンからはエル・エステコ社のドン・ダビでトロンテス種レイト・ハーヴェスト16年。

こちらは遅摘みしたトロンテス種100%で造られた甘口ワインです。

トロンテス種独特のバラやライチ、ハチミツのような華やかな香が広がり、 果実味と酸味とのバランスが良く、

マーマレードのような心地よい酸味を伴った爽やかな甘味を楽しむことができます。

若干の貴腐香も感じられ、この価格では驚きのパフォーマンスです。


次は清酒から、新潟の佐渡ヶ島の北雪酒造の北雪で純米生原酒。

少しマスカットを思わせる爽やかさがあり、ワイングラスでお飲み頂くとよりそのフルーティさが際立ちます。

加熱処理をしていない生原酒ならではのフレッシュな香りと、コクのある旨味が楽しめます。


食品では宮城県塩釜市の五光食品が作る「炙りかき」です。

アジア圏の輸入物ではなく、国産品。 原材料の欄には、「宮城県産かき」しか書かれていません。

加工食品で添加物が無添加というのはあまり例がなく、さらにお手頃価格。

宮城県で水揚げされた牡蠣を、海の目の前の工場で作っているので、新鮮さが封じ込められています。

搾ったレモン汁をかけたら、小粋なワインのおつまみがスピーディに出来上がります!

また、自然で優しい味わいなので工夫しだいで、色々アレンジが出来ます。

藤井 敏彦

 

2018年 4月

今月はちょっと昔のお話。

今年の2月末で、狸小路3丁目のドンキホーテが入っているビルの1階にあった果物店

「サン・フルーツ」さんが立ち退きで閉店されました。

私が子供の頃、ここはサンデパートという百貨店で、そこの果物店なので「サン・フルーツ」となったのでしょう。

そしてワインショップフジヰも、元々は札幌北1条西3丁目にあった果物店「フジヰ食料品店」がルーツです。

元は同業者だったこともあって、私はサン・フルーツさんの前を通る度に挨拶をしていました。 

1972年の札幌オリンピックと共に出来た、地下鉄南北線と地下商店街。

その商店街ポールタウンの開業時に、フジヰ食料品店の支店として入店。

始めは果物店として営業し、途中から輸入洋酒の販売を始め、

その後ワインの割合が増えて「ワインショップフジヰ」という店名になりました。


私が子供の頃、町には今の様な「スーパーマーケット」は無く、

八百屋さん、魚屋さん、肉屋さん等が単独で営業するか、

市場(イチバ)と呼ばれる共同店舗に入って営業していました。

北1条のフジヰは、1階が果物を中心に食品類、お菓子、酒類を販売し、

2~3階は「パーラーフジヰ」の名でレストランを営業。

4階は住み込みの従業員さん達と共に私達家族も暮らしていました。

うちの家族は両親と、私と弟の4人で六畳一間。

タンスで狭くなった部屋に、毎晩、家族の布団を敷くだけでギリギリでしたが、

住み込みの従業員さんは大部屋に何人もが狭いスペースの中で暮らしていました。


さて今の商店は、全国チェーンのスーパーが多くなり、個人商店はどんどん減っていく一方。

サン・フルーツさんはビルの立ち退きで閉店されましたが、

店主のお父さんはここに新しいビルが出来ても、家賃が高くなって入れないとぼやいていました。

当社の得意先の飲食店さんでは、サン・フルーツさんからレモンや、果実類を

買っている店が多かったので、この界隈で再び営業して欲しいと願っています。


さて今月のおすすめワインです。

仏ボルドー地方からは、レ・フィエフ・ド・ラグランジュ09年産。

メドック格付け3級のシャトー・ラグランジュのセカンドワインです。

115haを所有し、収穫は手摘みで行い、ステンレスタンクで

15~25日間発酵後、新樽を25%使用して樽熟成を行います。

深みのある赤色で、ブラックカラント、スパイス、タバコ、チョコレートの香りを感じ、

肉厚で長い余韻が楽しめるワインです。

メーカー希望小売¥5.200が特別価格で限定入荷しました。

しかもグレートヴィンテージの09年は間違いなく買いでしょう。

同地区の白は、グラーヴ村のクロ・フロリデーヌ・ブラン14年。

1982年には僅か2haの畑を所有するにすぎなかったこのシャトーを

ボルドー大学醸造学部教授ドゥニ・デュブルデュー氏と夫人が拡大し、現在は31.9haを所有します。

樽の香りとミネラルがバランス良く合わさったワインで、同価格帯のブルゴーニュを買うより満足感があります。

定価¥4.150が特別価格でのご提供です。

同一オーナーでブライ地区のCh レイノン ソーヴィニヨン・ブラン15年。

白ワインがお好きな方、このレイノン白もとってもお勧めです。

木の芽を思わせる香りと辛口なのに蜂蜜を思わせるふくよかさ、

春野菜やゆずの風味を利かせた魚介にとっても良く合います。

一昨年に亡くなられたドゥニ・デュブルデュー博士の心意気をそのまま継承しています。


次はブルゴーニュ地方から、ドルーアン社のモンタニー村の白13年。

メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年に古代ローマ要塞の内側のボーヌ村に創立されたワイナリーです。

130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれる

テロワールへの信念を守り、「エレガンスとバランス」を追求し続けています。

モンタニー村のシャルドネ種は、活き活きとした柑橘系果実の味わいがありながらも、

まろやかな厚みもある凝縮感を楽しめます。

フレッシュでチャーミングな果実味のある、バランスのとれたワインです。

同じブルゴーニュから、ミュザールのサントネ村のピノ・ノワール赤96年。

ミュザールは、サントネ村の歴史あるドメーヌです。

しかもこちらの赤は、22年も熟成した、村名付きブルゴーニュとしては破格のお値段。

熟成香の、きのこや枯葉のような香りが広がります。

飲み心地は少し枯れ始めていますが、味わいは複雑です。

熟成したワインがお好きな方におすすめです。


南仏からは、アンドレ・ブリュネルのヴォークリューズ地区の赤。

この生産者はシャトーヌフ・デュ・パプの最もエネルギッシュで、力量のある生産者の一人です。

土壌は出来るだけありのままで、たまに使う肥料はオーガニック。

土は、年4回掘り返し、全ての畑で除草剤は使っていません。

問題がなければ、銅などの農薬は全く使いません。

グルナッシュ種主体で、スパイス感と熟した果実味が楽しめる超コスパワインです。


北部のアルザス地方からは、クザヴィエ・ヴァイマン ミノリ リボ・ミックス14年。

アルザス自然派を代表するクリスチャン・ビネール氏とのコラボで造られた日本限定の逸品です。

華やかなライチと柑橘の香り、旨みの乗ったふくよかな果実味が食欲をそそります。

3品種のブレンドによる味わいがバランス良く、和食全般に合わせられる味わいです。


イタリアからはラ・ビアンカーラが造るサッサイア IGT ガルガーネガ・デル・ヴェネト 16年。

人気が高く入手困難となっているイタリアの自然派ワインの白です。

人為的介入を極力抑え、無施肥による有機農法を実践し、すべてのワインを野生酵母で発酵しています。

今回入荷のサッサイアは、ガルガーネガ種100%(ヴィンテージによってブレンド有)で酸化防止剤無添加タイプ。

タンクの上澄みの部分から造られた、きれいでピュアな果実味と旨味が楽しめます。

トスカーナ地方の赤ではポリツィアーノ家のロッソ・ディ・モンタルチーノ15年。

創業1961年、現オーナーのフェデリコ・カルレッティ氏は二代目を担っています。

農学を修めた後、北イタリアのワイン産地での経験を経て、1980年にポリツィアーノに入社。

最高品質の葡萄を収穫する目的のために、最適な土壌やミクロクリマを求め、

クローンを厳選し、最適な植樹のレイアウトを施し、剪定法を研究しました。

ロッソ・ディ・モンタルチーノは、チェリーやベリー系の豊かな香りに、

ホワイトチョコレートやローストされたコーヒーのニュアンスが感じられます。

程良く濃さのある、飲みやすいワインです。

南部ラッツィオ州からはファレスコ社テルース ロッソ・ラッツィオ15年。

太陽燦々と輝くイタリア・ラッツィオ州からシラー種で造られたスパイシーなワインです。

シナモン、ナツメグなど香り系のスパイスに、デーツなどドライフルーツを思わせる凝縮感。

これからの行楽シーズンにはもってこいのワインです。


近年人気のスペインからはナヴァラ地方アスル・イ・ガランサ社アブリル・デ・アスル・イ・ガランサ16年。

スペイン北部のナヴァラ地方でビオロジック栽培から生まれたコストパフォーマンスの高い赤。

ワイナリー名の「アスル・イ・ガランサ」は、「アスル」はスペイン語で青、 「ガランサ」は、輝きのある深い赤色を意味し、

強い日差しと乾燥した空気によって際立つ強烈な空の青さと、

美しくテロワールが表現された果実味豊かな赤ワインの色を合わせて名付けられました。

春のすがすがしさを表したかのような「アブリル(4月の意)」と名付けられたこのワインは、

まさに春の陽気の中で楽しむのにぴったりの赤ワインです。


近年、地味に人気が出てきたオーストリアからは、ブルゲンラント地区のマインクラングがピノ・ノワール種で造る赤16年。

デメテルの認証を受けたビオディナミ農法で育てられたピノ・ノワールの赤。

ブルゴーニュの高騰が著しい中で、ピノ・ノワール好きには嬉しい価格帯であり、

果実味がきれいで、酸味、タンニンのバランスが良く、純粋に果実の旨味が楽しめるお買い得感のあるピノ・ノワールです。


今注目のポルトガルからは、ドウロ地区モンテ・カシュカシュのレゼルヴァ・ブランコ 14年。

地葡萄のラビガト種100%で造られたふくよかでリッチな味わいの白。

口当たりは滑らかで、洋梨、アプリコットなどの熟した果実味に程よい酸味があり、 フレンチオークの上品な樽の風味が

広がる中ですっきりとしたミネラル感がアフターまで続く、この価格では驚きのパフォーマンスです。

輸入元終売により、希望小売価格1,900円が特別価格で入荷しました。


ルーマニアからは、デアル・マーレ村のヴィル・ブドゥレアスカが造るヴァイン・イン・フレイムのシャルドネ種17年。

今注目の東ヨーロッパのルーマニアで造られた、しっかりとした樽感が感じられるシャルドネ種の白です。

ここはルーマニアの伝統と最新のワイン技術の融合により、安価で上質なワインを生産するワイナリーです。

トロピカルな厚みのある果実味と、オーク樽が合わさりニューワールドを思わせるようなリッチな味わいに仕上がっています。


次はハードリカーから、英国からキングスバリー社ヴィクトリアン・ヴァット・ジン。

ジンの味わいを決める中心軸は何と言ってもジュニパー・ベリー(ネズの実)。

贅沢にもそのジュニパー・ベリーを通常の2倍以上使用し、シングル・カスク(1タンク分)で仕上げられたジンです。

そのため生産本数は346本、またこのジンがリニューアルするため今回のラベルでの出荷は最後となります。

大きな声では言えませんがラベルが変わる時は味わいも変わる時が多いです。この貴重な逸品をお見逃しなく。


当社はワイン主体ですが、清酒も扱いはございます。地元、札幌の千歳鶴で純米生うすにごり。

札幌の老舗酒蔵、千歳鶴が造る季節限定の生酒です。

明治五年の創業以来、女性が初めて杜氏となり、千歳鶴は転換期を迎えています。

6代目杜氏となる市澤智子さんが酒造りに加わったことで新たなラインナップも増え、このうすにごりも誕生しました。

従来のものとは異なる爽やかさと旨味が加わることで味わいに広がりが生まれています。

ワイングラスでお飲み頂くと色調、香り、味わいをより楽しむことができます。


食品ではスペインのサンセホ・ホットチョコレート。

このホットチョコレートはスペインの高級デパート『エル・コルテ・イングレス』等で販売されているそうです。

スペイン旅行で味わった本場の味を再現出来ます。キッチンに飾っておきたいインスタ映えする可愛い缶です。

ココア・ドリンクだけではなく、お菓子作りの材料としてもおススメです!


最後はワイン・アクセサリーで、コルカー。

現物をお見せできないのが残念ですが、コルク栓に付属のピンを指して、可愛いマスコットに仕上がります。

とあるワインバーでは、手持ちぶさたのお客様にコルクと、このコルカーをお渡しして、仕上げていただくそうです。

マスコットが仕上がるにしたがって、お客さまも笑顔に!コミュニケーションツールとしてもお使いいただけます。

藤井 敏彦

2018年 3月

今月は買い物の話。

休日に書店でワイン関係の本を見た後、

入口付近に「黒沢明コレクション」と書かれて、名作映画「用心棒」が1,000円で売っていました。

黒沢明が監督し、名優「三船敏郎」と「仲代達矢」が戦う有名な作品です。

旧作ですからレンタルしても100円ですが、黒沢監督の名作が1,000円なら絶対買いでしょう。

しかもこの黒沢映画はシリーズ物で隔週ごとに発売され、

第二弾は最高傑作と言われる、「七人の侍」が1,800円で隣に並んでいます。

思わず私は、衝動的な大人買いで二作を購入しました。


実は私、封切りで黒沢映画を見たのは「影武者」以降で、真の黒沢ファンとは恥ずかしくて言えません。

しかし、こんな値段で少しでもその仲間に入れるのでは?と、思わず買ってしまいました。

黒沢映画に興味のある方は、騙されたと思って1、000円の用心棒だけでも買ってみてください。

気が乗らずに買う気になれない方は、100円のレンタルでも結構です。

この時期の黒沢映画は世界中の映画関係者から絶賛され、世界の最前線にいた事が分かると思います。

でも、もし観て面白くなかったら、私に文句を言って下さい。私は真摯に謝るつもりです。

そして、私が一番好きな黒沢映画は「天国と地獄」と、「影武者」。

少なくてもこの映画が出るまでは、書店で黒沢映画全集を買い続けます。

私にとって美味しい食事やワイン、楽しい映画、こういった休息が毎日の仕事の情熱に繋がっている様な気がします。


さて今月のお薦めワインです。

レ・フィエフ・ド・ラグランジュ14年1/2サイズ。

メドック格付け3級シャトー・ラグランジュのセカンドワインです。

サンジュリアン村で115ヘクタールの広さを持ち、収穫は手摘みで行い、

ステンレスタンクで15~25日間発酵後、新樽を25%使用して樽熟成を行います。

深みのある赤色で、ブラックカラント、スパイス、タバコ、チョコレートの香りを感じ、

肉厚で長い余韻が楽しめるワインです。

メーカー希望小売¥2.640が特別価格で限定入荷しました。

ハーフサイズなので気楽に開けられます。

ムーリ村のトップ・シャトーのひとつであるシャトー・モーカイユ14年。

その実力はメドックの格付けシャトーに比肩する高い評価を得ています。

2014年のボルドーは偉大な年の2015年に隠れてしまっていますが、良質な葡萄が収穫され評論家からも高い評価。

2015年産の価格の高騰が著しい中、2014年は価格が抑えられ、消費者にとっては喜ばしいヴィンテージとなっています。


サン・テミリオンのシャトー・ラセグ07年。

パーカー・ポイント100点を13回獲得したカリフォルニア、ソノマ地区の「ヴェリテ」。

ここのオーナー、ケンダール・ジャクソン社と、ヴェリテのフランス人醸造家ピエール・セイヤンが、

サンテミリオン村のシャトーを購入し、共同で手掛けるボルドーワインです。

ボルドーで厳しい年となった2007年をよくぞここまで凝縮させて、

熟した果実の旨みとオーク樽の上品な風味の調和が楽しめるワインに仕上げたものだと驚きと感動があります。

ゆくゆくは、ヴェリテと同様に、ラセグでも100点獲得を目指しているのでしょうか?


次はブルゴーニュ地方から、元DRC(ロマネコンティ社)の社員で、

担当はロマネコンティ畑と、ラ・ターシュ畑の栽培だった、オーディフレッド氏。

独立した彼が、ニュイ・サン・ジョルジュ村に所有する区画と、

賃貸契約できた区画を合わせた0.14ヘクタールから造られた1樽(300本)だけの赤ワイン。

オーディフレッドのワインはピュアという言葉を体現したような味わいで、ブルゴーニュの真骨頂といったところ。

収穫から5年を経て、少し開き始めた頃でしょうか。

同じブルゴーニュから、ドゥフェ・ラヴノー家のシャブリ1級レ・リス畑で03年産。

ここはシャブリでも歴史のある造り手で、有名なフランソワ・ラヴノーとは親戚になります。

果実味とミネラル感、15年を経た熟成による複雑な味わいを楽しめます。

古酒のお好きな方におすすめです。

こちらもブルゴーニュから、フレデリック・マニャンのモレ・サン・ドニ村クール・ダルジル14年。

ジュヴレ村寄りの畑で粘土を意味するアルジルの名の通り、粘土が多い土壌から力強い葡萄を産みます。

収量は45hL/haとまるで特級畑並みの少量生産。

ブルゴーニュ本来の旨味、果実味、酸味のバランスの取れた味わいをお楽しみください。


バスク地方イルレギーの白。 44年間シャトー・ペトリュスの醸造長だった

ジャン・クロード・ベルエ氏が生まれ故郷で造る白ワインで、希少な14年産が入荷しました。

木樽を使わずにステンレスタンクによる発酵、熟成で、

テロワールとグロ・マンサン種の個性を表現したワインになります。

凝縮した果実味に、酸、ミネラルが混じり合った、複雑な味わいが楽しめます。


次もブルゴーニュで、シルヴァン・ロワシェで赤、白、2種類のワイン。

ブルゴーニュで新進気鋭のドメーヌが造る上質でありながらコスパの高いシャルドネとピノ・ノワール。

ビオロジック農法で栽培をし、発酵は野生酵母、洗練されたスタイルで 注目を集めている生産者です。

コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ白は第一搾汁のみを使って樽発酵をし、

ピュアでクリーンな果実味とオーク樽の上品な余韻が楽しめます。

ニュイ・サン・ジョルジュ村の赤は1級畑に接するレ・グランド・ヴィーニュ畑のもので、

コート・ド・ニュイの畑名のものでは破格のお値段です。

しかも優良年の2012年産。無清澄、ノンフィルターで旨味がつまった果実味豊かなスタイルです。


シャンパーニュ地方からは、ラミアブル社のブリュット。

品種はピノ・ノワール種主体で、果実味豊かなスタイル。

ここが生産するシャンパーニュは殆どが国内で販売され、輸出されるものは全体の10%ほど。

日本での知名度は低いですが、フランス国内での評価は高く、上質なシャンパンとして知られています。

小売価格5000円が特別価格で入荷しました。


イタリアからはサン・パトリニャーノを代表する「アヴィ」サンジョベーゼ・ディ・ロマーニャ14年。

サン・パトリニャーノはイタリアの麻薬等の薬物中毒の更生施設で、

若者らが技術習得と社会復帰を目的として、葡萄栽培、酪農、織物製作等で働いています。

そのワイン部門のトップ・キュヴェがアヴィで、凝縮した果実味とタンニンがたっぷりの赤。

希望小売¥6000のところ特別価格でのご提供です。

伊ウンブリア州のスポルトレッティ社ヴィラ・フィデリアの白13年。

スポルトレッティは何代も続く農家でしたが、ワインを主力になったのは1970年代から。

ウンブリア州ペルージャ郊外アッシジの丘陵地に26haの畑を所有する、家族経営のワイナリー。

ヴィラ・フィデリアの白は、グレケット種とシャルドネ種を樽発酵、樽熟成させた、

果実味と樽香が調和した、高コスト・パフォーマンス・ワインです。

アブルッツオ州からはファルネーゼ社のジロで3Lのビッグ・ボトル。

パーティーに持参すれば、スターになる事間違えなしの瓶です。

モンテプルチアーノ種の赤は、4~7ヶ月新樽で熟成させているので、

熟した赤い果実の複雑なアロマに、 チョコレートや樽からのスパイシーな風味が感じられます。

今でも楽しめますが、しっかりした骨格があるため、この先、長期熟成させることが出来ます。


スペインからはK5ワイナリーのピロタ15年。

スペイン北部で、フランス国境に近いバスク地方出身の有名シェフ、

カルロス・アルギニャーノ氏がプロデュースした微発泡白ワインのチャコリです。

チャコリ独特の飲み方として、瓶を高く持ってテーブルの平たいグラスに勢いよく注ぎ入れ、

発泡させてから飲むのが流儀といわれていますが、これはカジュアルなチャコリの話。

このピロタは、白ワイングラスであくまでも白ワインとして飲んでいただきたい、とのことです。

オンダラビ・ズリ種をオリと共に5ヶ月間熟成させた極上のチャコリは、シーフードと共にお楽しみください。

こちらもスペインで、フミーリャ地方アテカ村のオノロ・ベラ16年。

ジャケ買いしたくなる、白黒の大胆な女性の顔のラベルです。

オノロは創業者の曾祖母の名前、ベラは祖母の名前で、祖父の名前は「ファン・ヒル」として残っているので

、母方の名前も残したいと願ってワイン名にしました。

ガルナッチャ種からの熟したブラック・チェリーの色で、

赤い果実(ラズベリー、スグリ)、ミネラルやバルサムを思わせる強い香りがあります。

少し甘い風味の果実とタンニンがパワフルで、インパクトのあるスペイン・ワインです。


カリフォルニアからはデリカート社のウッドヘーヴン・カベルネ・ソーヴィニヨン13年が特価で入荷しました。

デリカート・ファミリーは、アメリカン・オブ・ザ・イヤーに3度受賞するなどアメリカを代表する大手優良生産者で、

ウッドヘーヴンはハイコストパフォーマンスのワインとして人気の高いシリーズです。

カシスなどの豊かな果実味に、フレンチとアメリカンオーク・チップによる香ばしいオーク香が合わさり、

味わいに広がりを見せる飲み応えのあるワインです。輸入元の終売による特別価格です。

藤井 敏彦

2018年 2月

この独り言に何度か書いていますが、

私の年越しは大晦日の夜11時過ぎから時計台の正門横で新年を待ち、12時の鐘の音を聞いて今回で37回になります。


大晦日の夜11時といえば、普通の家庭では「紅白」を見ながら、ご馳走を食べてゆっくりくつろいでいる時でしょう。

氷点下の屋外で一人、やせ我慢で冷えたシャンパーニュとキャビアをつまみながら

12時を待っていると、頭の中も真っ白に冷えて来ます。

こんな時間でも時計台の前には沢山の人がいるのですが、多分私以外の殆どが観光客で、

皆さん時計台をバックにスキーウエアー姿で記念撮影をしています。

一応、当社のお客様が来た時の為にシャンパン・グラス数個は毎年用意していますが、

あまりに非常識な時間ですから、ここ数年は使わずに済んでいました。

ところが今年は、お二人もお客さんが来てくれました。

一人、屋外で良質なシャンパーニュを飲んでいても、寒さの為に香りは殆ど感じられません。

でも、知っている方と共に味わうと、この寒さの中でも美味しく楽しめるのです。

震える手でクラッカーにキャビアを載せてお渡しすると、

皆さん手袋をポケットにしまい素手で受け取り、寒さの中で濃厚な魚卵の美味しさを共に味わいます。


そして11時50分を過ぎる頃から、

ここに集まった方々は無口になり時計台の時計を見上げるようになります。

さらに1分前ぐらいになると、皆が自分の携帯の時刻と時計台とを見比べ始め、

30秒前からは何人かのカウントダウンの声が聞こえてきます。

そして振り子時計の鐘の音が12回、澄みきった空気の中で鳴り響くと、

あちこちから「明けましておめでとうございます」の挨拶と共に、時計台前がまた賑やかになります。


毎年大晦日の夜、外で1時間弱立ちすくむ事で全ての煩悩が消えるわけではありませんが、

この事が私にとって除夜の鐘の様なものになっています。

当然、今年2018年の大晦日も、38回目の年越しを一人で行っていますので、

ご興味のある方は<暖かい格好をして>時計台の前に11時過ぎにお越しください。

参加費は無料。そして飲み物、食べ物の持ち込みは大歓迎(当然、ゴミは持ち帰ります)です。

ただ、アルコールを飲みますので、必ず地下鉄か、タクシーでお越しください。


さて今月のお薦めワインです。

北海道・最北端の果実の産地である増毛(マシケ)町産ポワール(洋梨)。

春頃までの期間限定商品の洋梨で造ったスパークリングワインです。

2017年度の洋梨は、色づきが早めでしたが、味、香りともに良い物となりました。

昨年から粗濾過タイプになり、若干にごりがありますが、品質には問題ありません。

細やかな泡立ちと豊かな香りが楽しめ、アルコール3.5%と低めなので幅広い方に楽しんでいただけます。


仏ボルドー地方からはカスティヨン地区のシャトー・カプ・ド・フォジェール。

13年はバッド・ヴィンテージだからと敬遠されていらっしゃるお客様。

難しい年だからこそ良い生産者を選べば、お手頃で若くから打ち解けてくれるワインに出会えます。

コスパの高いお財布にやさしいワインです。


ブルゴーニュ地方からはウィリアム・フェーヴルが造る1級畑ヴァイヨン15年。

ここの自社畑は15.2haがグラン・クリュ畑とシャブリ最大のグラン・クリュ所有ドメーヌです。

跡継ぎのいないフェーブル氏はドメーヌを売却することにし、

1998年、同じブルゴーニュにあるブシャールの復活に成功していたシャンパンハウスのアンリオ家が獲得しました。

今シャブリでも95%は機械収穫ですが、フェーヴルは手摘みで行っています。

シャブリ1級畑らしいフレッシュ感と、ミネラル豊かな味わいが楽しめます。

こちらもシャブリで、ジャン・マルク・ブロカール氏のシャブリ サント・クレール16年。

やや酸が穏やかだった15年と比べると、酸味とミネラル感が増し、よりシャブリらしい味わいが楽しめます。

寒いこの時期の牡蠣にピッタリの逸品です。


次もブルゴーニュで、シルヴァン・ロワシェで赤、白、2種類のワイン。

ブルゴーニュで新進気鋭のドメーヌが造る上質でありながらコスパの高いシャルドネとピノ・ノワール。

ビオロジック農法で栽培をし、発酵は野生酵母、洗練されたスタイルで 注目を集めている生産者です。

コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ白は第一搾汁のみを使って樽発酵をし、

ピュアでクリーンな果実味とオーク樽の上品な余韻が楽しめます。

ニュイ・サン・ジョルジュ村の赤は1級畑に接するレ・グランド・ヴィーニュ畑のもので、

コート・ド・ニュイの畑名のものでは破格のお値段です。

しかも優良年の2012年産。無清澄、ノンフィルターで旨味がつまった果実味豊かなスタイルです。


次もブルゴーニュからドミニク・ローランの自社畑でモンテリー村の赤12年。

パティシエ(菓子職人)から転身し、ブルゴーニュ屈指のネゴシアンとなったドミニク・ローラン。

豊かな果実味と芳香のワインは、ドミニクマジックと呼ばれ、世界中のワイン愛好家を魅了しています。

上品なスモーク香、澄んだ果実味と旨味のある、上品なピノ・ノワールです。

モレ・サン・ドニ村の生産者、ユベール・リニエのアリゴテ15年。

かつてはリッチで凝縮感が高く、新樽の香りも強かったユベール・リニエのワインですが、

故ロマン氏がスタイルを変え、バランスのよいものに仕上げてから、

昔の濃さを支持していたアメリカ市場だけでなく、世界的に高い評価を受けるようになりました。

こちらのアリゴテは、生き生きとした酸味とふくよかな果実味が調和した飲み心地です。


南仏からはシャトー・ペスキエの赤で桜のラベル15年。

パーカー・ポイント92点を獲得したコート・デュ・ローヌ地方の赤です。

優良年の2015年は凝縮感のある綺麗な果実味と柔らかなタンニンがあり、

パーカー高得点のイメージとは反して、洗練されたワインに仕上がっています。

ラベルに描かれた桜も、心地よい旨味と余韻が楽しめるワインのイメージによく合っています。


アルザスのマルク・クライデンヴァイツでクリット畑のピノ・ブラン16年。 

クライデンヴァイツ氏は早い時期からビオディナミ農法を実践し、

1989年よりビオディナミの称号であるデメテールが認定されています。

この区画のピノ・ブラン種は樹齢が50~60年と高く、

鉄分と小石の多い花崗岩質土壌と共にリッチな味わいを醸し出しています。

一般のピノ・ブランより複雑でバランス良く、お食事に合わせやすい白ワインです。


南仏・ルーション地方の名手ガルディエのマ・ラ・カーヴ14年。

米「ワインスペクテーター」誌でもルーションの新しい生産者の一人として紹介されています。

馬を使って土を掘り返し、肥料も基本的には使用せず、必要な時は家畜の糞と食物をまぜたものを使用します。

病気の時は、イオウとオレンジの皮を松脂と混ぜて使用。必要最小限にする為、松脂と混ぜて用います。

シラー種主体に、グルナッシュ種、ムールヴェードル種、他をブレンドした赤は、

南仏特有のスパイス、ふくよかさがありながら、澄んだ果実味が楽しめます。


シャンパーニュ地方からはドラピエ社のブリュット・ナチュール。

このドラピエ社の白眉ともいうべきシャンパーニュは、

有機栽培のピノ・ノワール種100%と、ドサージュ(糖分添加)無しの自然な味わいで、

自然派生産者のパカレ氏や故ラピエール氏が愛飲していたのも頷けます。

ピノ・ノワール種本来の太い酸味と、厚みのある味わいをお楽しみください。

今回は希望小売価格7,200円のところ特別価格でのご提供です。


次はスペインのお値打ち白ワイン、アルタビンのプティット・ホワイト16年。

2001年創業とまだ新しいワイナリーですが、当主のジョアン氏は

代々ワイン造りの家系出身ということもあり、 安定して品質の高いワインを生産しています。

ガルナッチャ・ブランカ種主体のワインは、豊かな果実味が酸味とミネラルにより引き締められ、

食事が進む親しみやすい味わいが魅力です。


食品からはサンセホのホットチョコレート。

ホットチョコートといえば、日本の甘いココアをイメージしますが、

これはカカオの風味を楽しめる大人のチョコドリンクです。

この商品はスペインの有名デパート『エル・コルテ・イングレス』や、

グルメ・ショップで販売されているそうです。

これからの季節、バレンタインの義理チョコとしても最適です!

<おいしい作り方>①本格的な作り方は鍋にホットチョコレート粉末と牛乳(150ml)を

鍋に入れ火にかけ、ゆっくりと混ぜながら温めます。

②お手軽な作り方はカップに粉末を入れ、上から熱い牛乳を注ぎ入れてよく混ぜて溶かします。

(少しダマになりやすいです)


サンティアゴのペドラス社のチョコレート。

このチョコの名前でもあるサンティアゴの街はキリスト教カトリックの巡礼地として世界遺産にも指定され、

世界中から癒しや奇跡を求めてこの地に巡礼にくるそうです。

人生を立ち止まり、変わらない存在との出会いを求める旅、

幾日間も歩き求めて最終地で味わうチョコレートの味わいは格別でしょう。

歩いた人しかわからない領域でしょうが、それを思い巡らしながら食す想像力も神から与えられていることを感謝します!


地元、北海道産のメグデュカ。

デュカはエジプトの調味料で、ハーブやスパイスたっぷりのお塩。

料理にかけるだけで、お気軽にエスニック風味が楽しめます。

地元産の昆布や、スパイスも調合されているので、普段エスニックな味付けに慣れていない方でも十分に楽しめます。

パラリとかけるだけで、味わいが変化し、料理のアクセントになり、会話もはずむこと間違いありません!

このスパイシーな味わいに合うワインは、南仏のシラー種というのが、フジヰスタッフの意見でした。

藤井 敏彦

2018年 1月

今月は、ちょっと難しいお話です。

最近は毎月のように、北海道産ワインのイベントが行われ、私もなるべく参加するように心がけています。

こういったイベントで多いのが「パネル・ディスカッション」と呼ばれる公開の討論会で、

各ワイナリーや行政の担当者等がテーマに沿って発言をします。


昨年開催された公開討論会では、アメリカでのワイン産地の発展がテーマでした。

今では名産地として知られるカリフォルニアは1850年代からワインを造っていたが、

世界的に評価されるようになったのは1970年代に入ってからです。

病害虫を乗り越えてワインの品質を上げ、産地の知名度を高める為に行った方法は、

その地区内全ての生産者が、ワインを出荷する際に「1リットルにつき1円」の様な形でお金を集め、

その資金で大学や研究機関に問題の解決法を研究してもらったり、産地の知名度を上げる為のイベントを開催したそうです。

この時の司会者が、「こういった形で日本でも産地の発展は出来ないだろうか?」と質問すると、

参加していたアメリカ人のブルース・ガットラヴ氏(岩見沢10Rワイナリー)が答えたのはたった一言、

「デモクラシー(民主主義)!」でした。

広くて新しい国アメリカは、国土開拓の歴史が全て。

西へ西へと開拓を進める際に問題が起こると、皆で資金を出し合い解決法を見つけては前に進んだそうです。


私も「デモクラシー」という言葉は知っています。

でも、この言葉は歴史の教科書の中か、政治家や組合等が行う事で、

自分たち日本の生活ではあまり使わない言葉だと思いました。

北海道内でも、規模も産地も違う各ワイナリーが、一つのテーブルに集まり

討論をして何かを決めるという事は、多分大変なことです。

でもこうした際に必要となるのが「民主主義」らしいのです。

私たち日本人は、共同作業に関しては欧米からまだ学ぶ必要があるようです。


さて今月のおすすめワインです。

千歳ワイナリーが造るピノ・ノワール16年。

北海道のピノ・ノワールのルーツとも言える、余市の木村農園。

92年に苗を入手してから、ピノ一筋でやってきました。

繊細で上品なミドルボディで、チェリーなどの果実の風味と上品なフレンチオーク樽の香りを特徴としています。

半年から1年ほど熟成させると、更に味わいが開いてくるでしょう。


フランスのボルドーからはシャトー・ジョアナン・ベコの11年。

シャトー・ボーセジュール・ベコのオーナーである、ジェラール・ベコ氏の娘

ジュリエット・ベコ女史が2001年2月から所有するワイナリーです。

グリーン・ハーベスト(間引き)により収量を厳格に制限し丁寧に仕立てられるワインは、

果実味の凝縮感がありながら、柔らかなタンニンを持ち、優しさや丸みを感じられます。

女性醸造家の情熱や思いが詰まった1本を、ぜひこの機会にお楽しみください。


ブルゴーニュ地方の大手生産者、ジョセフ・ドルーアン社のアリゴテ16年。

メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年に古代ローマ要塞の壁の内側に位置する、

ブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立されたワイナリーです。

130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り、

「エレガンスとバランス」を追求し続けています。

このアリゴテ種は綺麗な果実味とほのかな火打石のニュアンスを感じられる、

酸のしっかりとしたフレッシュな白ワインです。

この低価格でもブルゴーニュの良さが楽しめるお値打ちな白です。

次はニュイ・サン・ジョルジュ村のティボー・リジェ・ベレールが造るブルゴーニュ規格の白。

リュニー村とモンタニー村のシャルドネ種をブレンドすることで、ふくよかでミネラリーな味わいになっています。

2012年はブルゴーニュの当たり年で、熟成によりきれいな果実味とこなれた酸味との調和が楽しめます。

ミッシェル&ジョアンヌ・エカールのサヴィニ・レ・ボーヌ ルージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ14年。

長い商品名で申し訳ありません。この生産者は元々サヴィニ村を代表するモーリス・エカールの息子夫婦になります。

諸事情があり、「モーリス・エカール」の名前とワイナリーを売却しました。

その品質が以前のレベルに達していないと考えたミッシェル氏は、

ドメーヌの再興のため約1/3になった畑を基にワイン造りを始めました。

入魂のサヴィニ村名ワインが超特価でのご提供です。


南仏で当社大人気の生産者ダンデゾン。

35haの畑は海抜200mに位置し、ワインは50%がドメーヌ名でリリース、

残りはエステザルグのワインにブレンドするか、ネゴシアンに売ってしまいます。

基本は、除草剤を使わず、銅や硫黄を使用。ただ、病気に罹った際には、薬を使うこともあります。

ラベルに牛が使われているのは、元醸造責任者のニックが牛が好きだったことと、

ラベルを見て「雄牛=フルボディ」というたくましいイメージを連想させるためだそうです。

シラー種100%からのワインは、雄牛のように濃くて強い味わいです。


ロワール地方からは、プイィ・フュメ地区のタボルデが造るソーヴィニヨン・ブラン種の白。

人気のプイィ・フュメと、隣村のサンセールは、価格も3~4,000円以上の高級ワイン。

そんな中でダボルテの白は、品質とお値打ち価格で、社内試飲では満場一致で決めたロワールの白。

イヴォンとパスカルの「タボルデ兄弟」が1981年に設立したドメーヌで、

畑では農薬や除草剤、化学肥料などはほとんど使用せずに自然な農法でワイン造りを行っています。

16~18℃の低温で約2ヶ月かけてじっくりと醗酵するため、味わいはクリアでミネラル感に溢れています。


LGI ビッグ・レッド・ビースト16年。

ラベルを見るとまるでカリフォルニア・ワインかと思うようなヘタウマのビースト(野獣)が描かれています。

しっかりとした濃い系の果実味があるのに、全体を渋みと酸味が上手くまとめ上げて楽しませてくれます。

コスパ抜群のリッチな南仏産赤ワインです。


シャンパーニュ地方からはピエール・パイヤールのレ・パスセル。

ブジー村のパイヤール家では、力強いピノの産地で知られるこの村の葡萄だけから造られます。

パワフルなこの村の味わいに、フレッシュさとエレガンスさをもたらすため、

このキュヴェではシャルドネ種を40%も加えて、独自の上品さとふくよかさが楽しめます。

葡萄栽培は20年前からリュット・レゾネで行っており、

自然の野草で覆われた葡萄畑では、ここ15年間、化学肥料を一切使っておりません。

ノン・ヴィンテージですが、瓶詰め後42ヶ月間も熟成を行っており、

生き生きとした細かな泡が駆け抜ける味わいは、ふくよかな果実と細かな酸を備えています。

グラン・クリュの力強さとエレガンスに、長期熟成の奥深さを堪能できます。


イタリアからは南の濃い系ワイン、ヴィニエティ・デル・ヴルトゥ-レのアリアニコ種の赤。

畑は標高500m以上の高い所にあり、南部でも冷涼です。

アリアニコ種は晩熟ですが、成長過程では涼しい気候を好むため、最適の産地。

認証はありませんがオーガニックに近い栽培方法です。

クモは化学的物質に弱い生き物で、その存在は畑が健全で自然であることを示します。

濃厚で濃いワインですが、酸があるので、シロップのような濃さまでにはなっておらずバランスが良い味わいです。


次は食後酒に最適な、薬草がたっぷりのイタリア産プレミアム・ヴェルモット。

カルパノ社のアンティカ・フォーミュラーは、私が一番好きなヴェルモットです。

お食事とワインを終えて、ちょっと飲み足りない時や、少し音楽でも聞きたい時に最適なお酒です。

甘さとハーブの苦旨みが、奥行きの深さと重層的な味わいで、

特に寒いこの時期には欠かせません。ぜひ一度お試しください。


スペインのシェリーでは、バルバディージョ社が英国の酒商

ベリー・ブラザーズ・ラッド社の為に造ったオロロソ・タイプの辛口シェリー。

シェリー好きの人には是非試して頂きたい熟成シェリーです。

英国最古のワイン&スピリッツ商が、生産者との深い絆より生まれたオリジナル・シェリーです。

熟成感の中にもフレッシュさがあり、輸入過程における劣化を感じさせない抜群の状態です。

肉料理や中華料理もそうですが、濃厚なチョコレート・デザートにも相性が良いです。


日本酒では、鯉川酒造の別嬪(ベッピン)純米酒。

寒さが続く中で温めて美味しくなる日本酒をご紹介します。

全国燗酒コンテストで2度の受賞歴があり、実際に温度を上げながら試してみると、

まろやかになり全体の調和がとれてより美味しくなりました。

ただ、温度を上げ過ぎるとアルコールが強く感じてバランスを崩してしまうので、ぬる燗(40度程度)がおすすめです。

藤井 敏彦

 

 

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