テイスティング・レポート 2000年10月3日実施

テーマ:ボルドー

参加者:藤井社長、藤井主任、太田、永井
場所  :弊社店舗

このレポートは弊社が商品開発のために毎週行っている試飲結果の一部です。 なお、この試飲で評価の低かったワインについてはレポートに載せていませんのでご了承下さい。


今日の一押し (Haut Carles '97 Fronsac

Chateau Thieuley Blanc Cuvee Foracis Courselle '96  \2,500
シャトー ティユリー ブラン キュベ フランシス クールセル 
生産地:アントウ・ドゥー・メール 生産者:シャトー ティユリー 規格:A.O.C. 葡萄品種:ソーヴィニオン・ブラン 50%、セミヨン 50% 輸入元:サントリー
色(白ワイン) 黄色、濃い色、輝きあり
香り ややカスタードの香り、木樽の香り、
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味がかなり濃い、酸味あり、カスタードの風味、蜜の風味、セミヨン独特の渋み、かなり冷やしているのに味がしっかりとしている、余韻が長い
味の変化 グレープフルーツの皮の香り、ピーマンの風味、プロパンの香り、サンセールを思わせるグレープフルーツのような酸味、
総評 ボルドーブランに対する認識を改めさせられるワイン。 ソーヴィニヨン・ブランの軽やかな風味とセミヨンの重厚な風味が上手い具合に解け合い、他の地区では味わえない複雑な味を醸し出している。 お薦めの一本。
Chateau Brisson '98 Cotes de Castillon  \2,000
シャトー ブリッソン コート ド カスティヨン 
生産地:コート ド カスティヨン 生産者:シャトー ブリッソン 規格:A.O.C. 葡萄品種: 輸入元:ミレジム
色(赤ワイン) 紫の強い黒っぽい赤、色は濃い
香り タールの香り、メルロー種特有の蒸れた香り、キノコの香り、トーストの香り
辛口、ミディアムボディー、アルコールの強さを感じる、酸味ややあり、果実味あり、さくらんぼを思わせる風味
味の変化 白コショーの風味、鰹だしのような味、ややタンニン強くなる、青草のトーンが出てくる
総評 果実味がしっかりとしていて少々タンニンが強くインパクトのあるワイン。 なかなか美味しい
Chateau Belles Graves '98 Lalande de Pomerol  \2,600
シャトー ベル グラーヴ ラランド ド ポムロール 
生産地:ラランド ド ポムロール 生産者:シャトー ベル グラーヴ 規格:A.O.C. 輸入元:ミレジム
色(赤ワイン) 紫の強い赤、色はやや濃い
香り キノコの香り、川茂の香り、ややスモーキーな香り
辛口、ミディアムボディー、果実味はあり、酸味は果実味に隠れている、タンニンは強くない、アメリカンチェリーの風味
味の変化 木の香り、ザクロの風味、ややベーコンを思わせる風味
総評 素直な味筋のワイン。 熟した果物の風味が口に広がりホッとさせてくれる。 
Chateau Potensac '97 Medoc  \3,000
シャトー ポタンサック メドック
生産地:メドック 生産者:シャトー ポタンサック 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 60%、メルロー 25%、カベルネ・フラン 15% 輸入元:スマイル
色(赤ワイン) 紫の強い赤、色は濃い
香り アロマは隠っている、タールの香り、たい肥を思わせる香り
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味がしっかりとしている、タンニンは強い、凝縮感があるが果実甘くない、シャープな味筋、適度な酸味
味の変化 スモーキーな香り、旨味が出てくる、キレのある味
総評 第一印象は、味の濃さに圧倒される。 しかし酸味にキレのあるシャープな味で、最後まで間延びすることなく美味しく飲める。 骨格のしっかりとしたメドックスタイルのお手本のようなワイン。 お薦め。
Chateau Peyre Lebade '95 Haut Medoc  特価 \2,000
シャトー ペイル ルバード オー メドック
生産地:オー メドック 生産者:シャトー ペイル ルバード 規格:A.O.C. 葡萄品種:メルロー 58%、カベルネ・ソーヴィニヨン 37%、カベルネ・フラン 5% 輸入元:サントリー
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色の濃さは普通、縁はややオレンジの色が混じる
香り 青草のトーン、ハーブの香り、特にミント、杉の皮の香り
辛口、ミディアムボディー、タンニンがやや強い、果実味は落ち着いてきている、酸味はそれほど強くはない、プラムの風味、
味の変化 木樽の風味
総評 今現在ボルドーワイン特有の一度、味のトーンが下がって落ち着いた味になっている。 もう少し待ってあげると風味が増してくるのでは? そうは書いてもこの価格はお買得だと思う。
La Demoiselle de Sociande Mallet '96 Haut Medoc  \3,500
ラ ドモワゼル ド ソシアンド マレ オー メドック
生産地:オー メドック  生産者:シャトー ソシアンド マレ 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 55%、メルロー 40%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド合わせて 5% 輸入元:スマイル
色(赤ワイン) 紫の強い赤、色は濃い、縁は少々薄い
香り ミントの香り、ヨモギの香り、キノコの香り、やや熟成香あり
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、旨味のある酸味、バランスの良い果実味、やや硬い風味、
味の変化 より味に表情が出てくる、熟成した香りが強くなる
総評 全体に良くまとまってバランスのとれているワイン。 セカンドラベルではあるが欲を言えばもう一枚上の果実味がほしい。
La Demoiselle de Sociande Mallet '93 Haut Medoc  \3,100
ラ ドモワゼル ド ソシアンド マレ オー メドック
生産地:オー メドック  生産者:シャトー ソシアンド マレ 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 55%、メルロー 40%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド合わせて 5% 輸入元:スマイル
色(赤ワイン) やや茶色の混じった黒っぽい赤、色はやや濃い、縁は茶色のトーンが強い
香り 熟成香、木樽の香り、ヨモギの香り
辛口、ミディアムボディー、熟成した酸味、果実味はやや枯れ始めている、熟成による旨味が出ている、色からのイメージよりは若い味、
味の変化 茹でた小豆の風味、秋の森の香り、納屋の香り、干したフランボワーズの風味
総評 味の一つ一つの要素に優しさを感じるワイン。 熟成によって酸味と果実味が溶け合い、旨味として感じ取れる。 ワインの濃度は'96の方が勿論濃いがより楽しめるワインになっている。
Les Fiefs de Lagrange '97 Saint Julien  \3,000
レ フィエフ ド ラグランジュ サンジュリアン
生産地:サンジュリアン  生産者:シャトー ラグランジュ 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 66.5%、メルロー 26.5%、プティヴェルド 7% 輸入元:サントリー
色(赤ワイン) 紫の混じった黒っぽい赤、色はやや濃い、縁までしっかりとした色合い
香り カシスの香り、ビター・リキュールを思わせる香り、木樽の香り
辛口、ミディアムボディー、気持ちの良い酸味、やや青いトーンの味、果実味の甘み、粉っぽいタンニンが豊富
味の変化 小豆の風味、甘苦い味、
総評 果実味が強く、まだそのために他の要素が隠れている。 現時点でも十分楽しく飲めるが少しだけ(半年ぐらい)待ってあげた方がいいかも?  
Chateau Lagrange '97 Saint Julien  \4,700
シャトー ラグランジュ サンジュリアン
生産地:サンジュリアン  生産者:シャトー ラグランジュ 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 66.5%、メルロー 26.5%、プティヴェルド 7% 輸入元:サントリー
色(赤ワイン) 紫の強い黒っぽい赤、色はやや濃い、縁までしっかりとした色合い
香り 木桶の香り、カシスの香り、コーヒーのような香り、タールの香り
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、きめの細かいタンニンが豊富、酸味有り、果実味が濃い、旨味成分がいっぱいある、ギネスビールのような風味、コーヒーの風味、余韻は長い
味の変化 ビターな風味が強くなる、ピーナッツの渋皮の味
総評 タンニンの鎧を身にまとい、まだまだ表情を出し切っていない。 前述のレ フィエフ ド ラグランジュと方向性は一緒だが凝縮感と余韻の長さで雲泥の差がある。 しばらく飲むのを待った方がいい感じがする。
Haut Carles '97 Fronsac  \4,700
オー カルル フロンサック
生産地:フロンサック  生産者:オー カルル 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 55%、メルロー 40%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド合わせて 5% 輸入元:I.N.A.
色(赤ワイン) 真っ黒な赤、縁まで黒っぽい色合い、色は濃い
香り タールの香り、コーヒーの香り、お餅が焦げたときの香り
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味がとっても強い、酸味が隠れている、ものすごい果実味の凝縮感、ココアの風味、
味の変化 甘納豆の香り、無糖の缶コーヒーの風味、ビターチョコの風味、ベーコンの味
総評 煮詰めたように凝縮したワイン。 '97年でもこういうワインができるとは認識を新たにしなければ! これからフロンサックのスターになるであろうワイン。 ミッシェル ロラン的な味と言えばそれまでだが、とにかく見つけたら一度は飲んでみることをお薦めします。 
Les Tourelles de Longueville '96 Pauillac  \3,800
レ トーレール ド ロングヴィル ポーイヤック
生産地:ポーイヤック  生産者:シャトー ピション ロングヴィル バロン 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 70%、メルロー 25%、カベルネ・フラン 5% 輸入元:スマイル
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色は濃い、縁はやや薄くなる
香り スモーキーな香り、中華まんじゅうの皮の香り、
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味の凝縮感がある、酸味は隠れている、タンニン豊富、果実味の甘さに黒糖を思わせる風味がある、骨っぽい味、舌の上を力強い味がまるでブルドーザーのように押し進んでいく
味の変化 醤油味のだしの風味、バタークリームを感じる、タンニンが心地よい、少々の時間ではあまり大きな変化はなかった
総評 最初から最後まで力強い果実味とロースとした風味で飲む人を圧倒する。 絵に描いたようなポーイヤックのワイン。 
Chateau Pichon Longueville Baron '94 Pauillac  \6,200
レ トーレール ド ロングヴィル ポーイヤック
生産地:ポーイヤック  生産者:シャトー ピション ロングヴィル バロン 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 70%、メルロー 25%、カベルネ・フラン 5% 輸入元:スマイル
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色は濃い、縁は薄くなり始めている
香り ヨードの香り、動物の皮の香り、ベーコンの香り、強くローストした珈琲の香り、木樽の香り
辛口、フルボディーからミディアムボディー、タンニン豊富、果実味強い、心地よい酸味、酸味と果実味が混じり合ってきている、ギネスビールのような風味、味にもヨードの風味
味の変化 トリュフを思わせる風味、バニラの風味が鼻に抜ける、レアに焼いたラム肉の風味、
総評 収穫から6年を経て旨味がやっと出てきた感じがする。 果実味と酸味の上手く溶け合った風味やトーストの風味、そこにトリュフや動物的な風味が入り交じりより複雑で優雅な味わいを醸し出している。 最後まで残る力強い旨味がポーイヤックらしさを良く表現していると思う。 とっても美味しい。

テイスティング参加者のプロフィール
 
社長

 

弊社社長。 人間ガスクロマトグラフィーの異名をとる。 リスキーなワインと安酒をこよなく愛する。 主任

 

弊社主任。 寡黙な職人気質の男。 シニア ワイン アドヴァイザーの資格を持つ。 好きなワインはブルゴーニュ。 赤黒の縦縞が大好き。 このホ−ムページの管理者
太田

 

ハードリカー担当のバイヤー。 女性独特の感性を生かした視点に光るものあり。 白米が大好きでニュートラルな味筋のワインを好む


 

新入社員。 その秘めたるパワーは未知数。 現在グラス担当バイヤー。 音楽に対する造詣も深い。

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