テーマ:ボルドー

テイスティング・レポート 2000年12月19日実施

参加者:藤井社長、藤井主任、太田、菅谷、永井、藤井(理江・ゲスト)

このレポートは弊社が商品開発のために毎週行っている試飲結果の一部です。 なお、この試飲で評価の低かったワインについてはレポートに載せていませんのでご了承下さい。


今日の一押し(Chateau Potensac '89 Medoc
Chateau Malescasse '96 Haut-Medoc  \2,200
シャトー マレスカス オー メドック
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー マレスカス 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 輸入元:成城石井
色(赤ワイン) 紫の強い赤、色は濃い、
香り 木樽の香り、インクの香り、少々青草の香り
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、酸味は普通、果実味が豊か、タンニンは強い、ブラックチェリージャムのような風味、アルコールの辛さあり
味の変化 時間と共に味に複雑味が増してくる
総評 とにかく味が濃い、時間が経っても単調な味にならないのでかなり期待の出来るワインだと思う。 とってもお買い得な一本。
le Haut Medoc de Giscours '95 Haut-Medoc  \2,000(完売)
ル オーメドック ド ジスクール オーメドック
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー ジスクール 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 輸入元:成城石井
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色の濃さは普通、縁はやや薄くなる
香り 甘そうな香り、バナナの香り、キノコの香り、わずかに青いトーン
辛口、ミディアムボディー、果実味がしっかりしている、酸味は普通、落ち着きのあるタンニン、熟成による甘味が出てきている、余韻にハーブを思わせる風味、血を感じさせるような鉄っぽい味
味の変化 桃を思わせるような甘い香り
総評 スキャンダラスな事件があり心配していたが、このワインを飲む限り昔のジスクールに戻りつつあるようだ。 バランス良く落ち着いた味は和食に合わせても面白い気がする。 良いワインがいい熟成の途中にあると言った感じがする。
Connetable Talbot '96 Saint-Julien  \2,600
コネターブル タルボ サンジュリアン
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー タルボ 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 輸入元:成城石井
色(赤ワイン) 紫系の赤、色の濃さは普通、縁までしっかりとした色
香り やや茎っぽい香り、焼き鳥のレバーの香り
辛口、ミディアムボディー、酸味が豊か、適度なタンニン
味の変化 血を思わせる風味が強くなる
総評 強烈なインパクトが有るわけでないが、旨味のある味筋は最後の一口を飲みきるまで十分楽しませてくれるワイン。 サンジュリアンらしい優しさとバランスがとても良い
Chateau Quinault L'Enclos '97 Saint-Emilion  \4,000
シャトー キノー ランクロ サンテミリオン
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー キノー ランクロ 規格:A.O.C. 葡萄品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン 輸入元:成城石井
色(赤ワイン) 紫の強い赤、色の濃さは普通
香り チョコレートの香り、木樽の香り
辛口、ミディアムボディー、果実味は強い、酸味はしっかりしている、タンニンが強い、インクの味、ミルクのような後味、余韻に青リンゴの風味、ココナッツの風味
味の変化 ラムネの香り、黒糖とシナモンの風味、ニッキ飴の味
総評 一口目は硬く青っぽい味だが時間と共に甘いアメリカンチェリーやスパイシーな風味がどんどん広がり楽しませてくれる。 サンテミリオン独特の滑らかな舌触りと甘酸っぱい果物の風味がとっても良い。 98年のこのワインは倍以上の価格になるが是非飲んでみたいワインである。
Chateau Duhart Milon '98 Pauillac  \3,700
シャトー デュアール ミロン ポーイヤック
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー デュアール ミロン 規格:A.O.C. 葡萄品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン 輸入元:モトックス
色(赤ワイン) 紫系の赤、色は濃い、縁までしっかりとした色
香り インクの香り、小梅の香り、トーストの香り
辛口、ミディアムボディー、果実味は強い、酸味がある、タンニンがはある、わずかに苦みあり、こくのある味、ミルクのような余韻がすごく良い、
味の変化 ミルクの風味が強くなる
総評 若いワインなので渋硬い風味に最初は支配されているが徐々に打ち解けてくる。 やはり98年は97年よりもボルドーは出来がいい感じがする。
Carruades de Lafite '98 Pauillac  \4,400
カリュアド ド ラフィット ポーイヤック
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー ラフィット ロートシルト 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 輸入元:モトックス
色(赤ワイン) やや黒みを帯びた紫の強い赤、色は濃い、縁はやや薄くなる
香り インクの香り、トーストの香り、甘草の香り、
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味は濃い、酸味は強い、タンニンは強い、アルコールの強さあり、バランスがとても良い、酸味がしっかりしていてヘビーな風味になってはいない
味の変化 黒糖の風味、チョコレートの風味、パン粉の香り
総評 間違いなくラフィットの血筋を引く味。 そのバランスの良い口当たりはまるでダンスを踊っているかのように軽やかでしかも力強い。 ポーイヤックに多く見られる濃度だけが取り柄のワインとは一線を画す。 そして余韻の長さと広がり方は飲む人を幸せな気持ちにさせてくれる。 エレガントなワイン。
Chateau Calon Segur '98 Saint-Estephe  \5,100
シャトー カロン セギュール サンテステフ
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー カロン セギュール 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 輸入元:モトックス
色(赤ワイン) 黒みを帯びた紫の強い赤、色の濃さはやや濃い、縁までしっかりとした色
香り インクの香り、中華料理の酢豚を思わせる香り
辛口、フルボディー、果実味はものすごく濃い、酸味は普通、タンニンはものすごく強い、やや苦みあり、ミルクを思わせる風味、ビターチョコレートの風味
味の変化 プルーンの風味、干しぶどうの風味、
総評 果実味がしっかりとしていて濃度が濃いタイプのワイン。ドライフルーツや中華料理のようなエキゾチックな風味もありこのワインに複雑味を出している。 タンニンの渋硬い味も時間が解決してくれると思う。
Chateau Gruaud Larose '98 Saint-Julien  \6,000
シャトー グリュオー ラローズ サンジュリアン
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー グリュオー ラローズ 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 輸入元:モトックス
色(赤ワイン) 紫系の黒っぽい赤、色はとても濃い、縁までしっかりとした色
香り インクの香り、ややハーブや青草の香り、カカオの香り、トーストの香り、
辛口、フルボディー、果実味にあふている、ドライフルーツのような甘みすら感じる、酸味は普通、適度なタンニン、酸味と果実味のバランスがよい、なめし革のようなワイルドな風味
味の変化 動物系の風味が強くなる、
総評 正直に言って若いグリュオーラローズを飲んだ時どうもピントこないヴィンテージが多かったが、98年は別物。 酸味と果実味のバランス、味の濃さと複雑な風味、そして素晴らしい余韻。 どれをとっても偉大なワインとしか言いようのない味。 このシャトーに対する僕個人の評価を変更させるほど素晴らしかった。
Chateau Potensac '89 Medoc  \6,500
シャトー ポタンサック メドック
生産地:フランス・ボルドー 生産者:シャトー ポタンサック 規格:A.O.C. 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 輸入元:モトックス
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色はやや濃い、縁はレンガ色
香り 老酒の香り、ドライフルーツの香り、
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味は枯れ始めている、酸味は普通、タンニンは丸くなり落ち着いてきている、昆布を思わせる味、
味の変化 ブルーアガベー100%のテキーラの香り、熟れたイチゴの香り
総評 レオヴィル・ラスカスとオーナーが同じだけあってバックボーンがしっかりしたワイン。 特に89年という最高のヴィンテージとなれば言うことなし。 熟成したボルドー・ワインは本当に素晴らしい。 ここまでの味になれば和食の出汁との相性もいいと思う。

テイスティング参加者のプロフィール
 
社長

 

弊社社長。 人間ガスクロマトグラフィーの異名をとる。 リスキーなワインと安酒をこよなく愛する。 主任

 

弊社主任。 寡黙な職人気質の男。 シニア ワイン アドヴァイザーの資格を持つ。 好きなワインはブルゴーニュ。 赤黒の縦縞が大好き。 このホ−ムページの管理者
太田

 

ハードリカー担当のバイヤー。 女性独特の感性を生かした視点に光るものあり。 白米が大好きでニュートラルな味筋のワインを好む 菅谷

 
D.Jを続けている異色のニューカマー。 ハードリカーを含め酒全般に精通する。 幼少期の食べ物が良かったのかワインに対するコメントが的確である。 現在ワイン担当バイヤー、ワインアドヴァイザーの資格試験を目指す。
永井

 

新入社員。 その秘めたるパワーは未知数。 現在グラス担当バイヤー。 音楽に対する造詣も深い。 

 

ゲスト。 某イタリアン レストランの元店長。 現在は本社勤務。 ソムリエの資格を持つ。

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