テーマ:ニューワールド

テイスティング・レポート 2001年6月1日

このレポートは弊社が商品開発のために毎週行っている試飲結果の一部です。 

このマークは参加者が5点満点で採点した結果の平均値を表しています。 皆様のワインに対する目安として表示しております。
今日の一押し(Niel Ellis Cabernet Sauvignon '98 
Ernest & Julio Gallo Copperidge Chardonnay '98  \730
アーネスト&ジュリオ ガロ クッパーリッジ シャルドネ
生産地:アメリカ・カリフォルニア 生産者:アーネスト&ジュリオ ガロ 葡萄品種:シャルドネ
色(白ワイン) 金色に近い黄色、色はやや濃い、やや輝きがある
香り 少々カスタードの香り、ハチミツの香り、パインの香り、僅かに動物の皮の香り
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味はやや強い、酸味はやや弱い、アルコールのアタックが強い、酸味と果実味のバランスがパインに似ている、夏みかんを思わせる風味
味や香りの変化 パインの風味が強くなる、香木の香りが少々出てくる
総評 このワインはお買い得な1本になると思う。 豊かな果実味と程良い木樽の使い方が好印象! ガロのワインは年々侮りがたくなってきている。
Hardys Nottage Hill Riesling '99  \860
ハーディーズ ノッテージ ヒル リースリング
生産地:オーストラリア・マクラーレン ヴェイル 生産者:ハーディーズ 葡萄品種:リースリング
色(白ワイン) 緑混じりの黄色、色はやや薄い
香り 白い花を思わせる香り、ややライチの香り
辛口、ミディアムボディーからライトボディー、果実味は普通、酸味は豊か、爽やかさのある味、ややアルコールの強さを感じる、青リンゴの皮の風味、僅かに苦み有り、余韻にエビの殻を焼いた風味
味や香りの変化 バラを思わせる香りなど甘そうな香りが強くなる、石灰の風味がしてくる
総評 香りだけから想像すると甘口なのかと思うが実際は爽やかな風味の辛口でこれからの暑い季節にはもってこいのワインだと思う。  香ばしい風味やアルコールのアタックなどがドイツやフランスのリースリングとはまた一味違った味わいで面白い。
Niel Ellis Inglewood Sauvignon Blanc '00  \980
ニール エリス イングルウッド ソーヴィニヨン ブラン
生産地:南アフリカ 生産者:ニール エリス 葡萄品種:ソーヴィニヨン・ブラン
色(白ワイン) 緑のやや強い黄色、色の濃さは普通、
香り ピーマンの香り、ミントの香り、
辛口、ミディアムボディー、果実味は強い、酸味は普通、僅かに炭酸が残っている、ライムの風味、グレープフルーツの風味、最後にやや苦み
味や香りの変化 プロパンの香り、マスカットの香り、ヨーグルトを思わせる香り
総評 まるでジュースのように果実味が濃いワイン。 まだスモーキーな風味にはなっていなく青い野菜の風味やグレープフルーツの風味等が味の主体を占めている。
Mount Nelson Sauvinion Blanc '99  \2,400
マウント ネルソン ソーヴィニヨン ブラン
生産地:ニュージーランド・マルボロ 生産者:マウント ネルソン 葡萄品種:ソーヴィニヨン ブラン
色(白ワイン) 緑混じりの黄色、色は薄い
香り ミントの香り、蜜の香り、バラやライチの香り、僅かに木樽の香り、固いメロンの香り
辛口、ミディアムボディーからライトボディー、果実味はやや強い、柑橘系の酸味が豊か、完熟したグレープフルーツの風味
味や香りの変化 ヨモギの風味、生ゴムの香り、ヨーグルトの風味
総評 このワインが真の姿を現すのにはもう少し時間がかかると思う。 一口目から美味しいと言うよりもジワジワと味が伸びてくるタイプのワイン。 レモンとグレープフルーツの風味が気持ち良く、いつまで経ってもダレる事のない果実味は最後の一滴まで飽きることなく美味しく飲めると思う。 ちなみに抜栓後3日目が一番美味しかったです。
Calera Central Coast Chardonnay '99  \2,950
カレラ セントラル コースト シャルドネ
生産地:アメリカ・カリフォルニア 生産者:カレラ 葡萄品種:シャルドネ
色(白ワイン) 緑の混じった金色に近い黄色、色はやや濃い、やや輝きがある
香り スモーキーな香り、カスタードの香り、ベーコンの香り
辛口、ミディアムボディー、果実味は普通、酸味はやや弱い、焼き鳥の軟骨の風味、木樽の風味がとても良い、カラメルのような風味
味や香りの変化 草飴の味、
総評 フランス・ブルゴーニュのシャルドネの素晴らしさは酸味の美しさと果実味の豊かさに尽きると思うが、一方カリフォルニアの場合は酸味と言うよりもアルコールの強さと果実味に有ると思う。 この違いはハッキリとカレラにも表れていてブルゴーニュとはまた違った腰の強さを表現している。 また、このワインも抜栓後数日してもしっかりとした風味はそのままに美味しく飲むことが出来た。
Beyerskloof Pinotage '99  \980
ベイヤーズクルーフ ピノタージュ
生産地:南アフリカ 生産者:ベイヤーズクルーフ 葡萄品種:ピノタージュ
色(赤ワイン) 紫の強い赤、色はやや濃い、縁までしっかりとした色合い
香り ヨードの香り、木樽の香り、
辛口、ミディアムボディー、果実味は強い、酸味はやや強い、タンニンはやや強い、茎っぽい風味、後味に梅酒の風味、
味や香りの変化 スモーキーな風味が強くなる、
総評 本来、カベルネ・ソーヴィニヨンに力を入れている蔵元ではあるが南ア特有の品種であるピノタージュも興味深い物があった。 ヨードのような海を感じる風味、果実味の豊かさ、ローストの強い木樽の風味等々ややジャジャ馬的な印象で個性的な味だった。 少々難を言えば若すぎて全体のバランスが今一つ取れていないと言うことぐらいか・・・
Niel Ellis Inglewood Cabernet Sauvignon / Merlot '99  \980
ニール エリス イングルウッド カベルネ ソーヴィニヨン/メルロー
生産地:南アフリカ 生産者:ニール エリス 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色はやや濃い、縁はオレンジの色調
香り 熟成香、少々動物的な香り、
辛口、ミディアムボディー、果実味は強い、酸味はやや強い、タンニンは普通、酸味が梅を連想させる、大樽による熟成か?味がこなれている、余韻にカベルネ的な強さがある、
味や香りの変化 味に伸びがある、青草の風味が強くなる
総評 ’99年にしてはちょっと熟成が進んでいるような気がする。 たぶん大樽による熟成を経ているのではないかと予想される。 その熟成感が調度良く楽しめる。 特に梅を感じる風味がとても良かったと思う。
Niel Ellis Cabernet Sauvignon '98  \1,600
ニール エリス カベルネ ソーヴィニヨン
生産地:南アフリカ 生産者:ニール エリス 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色は濃い、縁はやや薄くなっている
香り なめし革の香り、インクの香り、甘い木樽の香り、カシスの香り
辛口、ミディアムボディーからフルボディー、果実味は濃い、酸味はやや強い、タンニンがやや強い、果実味に腰があって濃い、味にも木樽の風味、酸味がとてもきれい
味や香りの変化 大きな変化なし
総評 高級ワインの片鱗がこのワインには有る、果実味が濃いのに酸に気品が有って飲み飽きしない点と吟味された木樽の風味が心地よい点は特筆に値すると思う。 近年、南ア・ワインの輸入量が増えている理由がよくわかる一本だった。 素晴らしい
Casa Casa Lapostolle Merlot '00  \2,300
カーサ ラポストーレ メルロー
生産地:チリ・マイポヴァレー 生産者:カーサ ラポストーレ 葡萄品種:メルロー
色(赤ワイン) 紫の強い赤、色は濃い、縁まで濃い色、グラスの縁についた色が落ちない
香り 鉄を思わせる香り
辛口、フルボディー、果実味はとても濃い、酸味は普通、タンニンが強い、アルコールのアタックが強い、やや苦みがある、味にも鉄の風味、
味や香りの変化 茹で小豆の香り
総評 ニューワールドのメルローはこのワインの潔さを見習うべきだと思う。 なんと言っても味の要素全てが強くて濃いこと、こぢんまりとまとまるよりは多少バランスを欠いても個性的である事を良しとするその姿勢に好感が持てる。 人によって好き嫌いは出ると思うが一度は飲んでみた方がよいワインだと思う。
Calera Central Coast Pinot Noir '99  \3,600
カレラ セントラル コースト ピノ ノワール
生産地:アメリカ・カリフォルニア 生産者:カレラ 葡萄品種:ピノ・ノワール
色(赤ワイン) 黒っぽい赤、色はやや薄い、縁はオレンジ色
香り ホオズキの香り、紅茶の香り
辛口、ミディアムボディー、果実味はやや濃い、酸味は普通、タンニンのきめが細かい、アルコールのアタックが強い、果実味の甘みが出ている、オレンジの風味がする、だしの風味がある
味や香りの変化 瓜っぽい風味が出てくる、
総評 先に書いたカレラ・シャルドネの総評と同じように酸味よりもアルコールに裏打ちされた味わいに特徴がある。 最初はアルコールの香りが前面に押し出されてくるので奥に隠れた果物の風味が良く分からないかも知れないが、時間の経過と共に本来持っている果実味の凝縮した味わいに酔いしれる事が出きると思う。 このピノ・ノワールも抜栓してから数日おいて飲んでもビクともしないような屈強さを持っていた。 飲むのはしばらく経ってからの方がよいと思う。
Casa Casa Lapostolle Merlot Cuvee Alexandre '99  \3,800
カーサ ラポストーレ メルロー キュヴェ アレキサンドレ
生産地:チリ・マイポヴァレー 生産者:カーサ ラポストーレ 葡萄品種:メルロー
色(赤ワイン) 紫の強い黒っぽい赤、色はとても濃い、縁まで濃い色、グラスの縁についた色が落ちない
香り 木樽の香り、粘土を思わせる香り
辛口、フルボディー、果実味は大変濃い、酸味はやや普通、タンニンはとても強い、まるでカルーア・コーヒーリキュールのような濃さ、味にもチョコやコーヒーの風味、ウイスキーを飲んだようなアルコールの強さを感じる
味や香りの変化 生クリームの風味、チョコの風味、コーヒーの風味が強くなる
総評 すごい!!! なんと表現すればよいのだろう、完成されたメルローの一形態? もしくはペトリュスの異母弟? とにかく一度飲んでみてください、ご自分でそのパワー溢れるワインを感じてください、ただしワインに圧倒されないように体調の良いときに飲んだ方がよいと思います。

テイスティング参加者のプロフィール
 
社長 弊社社長。 人間ガス・クロマトグラフィーの異名をとる。 リスキーなワインと安酒をこよなく愛する。 最近になってワインアカデミー札幌校の講師を頼まれたらしい。 主任 弊社主任。 寡黙な職人気質の男。 シニア ワイン アドヴァイザーの資格を持つ。 好きなワインはブルゴーニュ。 赤黒の縦縞が大好き。 このホ−ムページの管理者
藤井 敏彦
 
藤井 雅裕
 
菅谷 ハードリカーを含め酒全般に精通する。 幼少期の食べ物が良かったのかワインに対するコメントが的確である。 ワイン担当バイヤー。 ワイン・アドヴァイザーの資格試験を目指す。 永井 ハードリカー担当のバイヤー。 音楽に対する造詣も深い。 
菅谷 卓
 
永井 順之
 
趣味は生け花という一風変わった新人。 好きなワインはドイツのハッテンハイム村の物と言うだけあって独自の視点でワインを語るのが興味深い ゲスト。 某イタリアン レストランの元店長。 現在は本社勤務。 ソムリエの資格を持つ。
二宮 浩司
 
藤井 理江
 

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