テーマ:ボルドー

テイスティング・レポート 2002年4月19日

このレポートは弊社が商品開発のために毎週行っている試飲結果の一部です。 

このマークは参加者が5点満点で採点した結果の平均値を表しています。 皆様のワインに対する目安として表示しております。( 三つ以上の物はお勧めと考えてください)
今日の一押し(ラ ロズレ ド グリュオ ラローズ) 
Marquis de Saint Peyre Entre deux Mers '00  \?
マルキ ド サン ペール アントル ドゥー メール

生産地:アントル ドゥー メール 生産者:? 葡萄品種:セミヨン、ソーヴィニヨンブラン?

色(白ワイン) グリーンイエロー
香り 青草の香り、ミントの香り、白い花の香り、酸の香り
辛口、酸がシャープ、ミディアムライトな果実味、やや生臭い風味
味や香りの変化 青リンゴやアプリコットなどのフルーティーな風味が出てきた
総評 香りは溌剌としておりとても感じがよいが、味は酸が浮いた感じでちょっとバランス悪い。補酸でもしたかのような酸っぱさがある。時間が経つとフルーティーな風味が出てきて良くはなるが、そんなに持たないワインだと思う。
Ch. Larrivet Haut Brion '99  \3,100
シャトー ラリヴェ オーブリオン

生産地:ペサックレオニャン 生産者:ミッシェル・ロラン 葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン60%、セミヨン35%、ミュスカデル5%

色(白ワイン) 緑がかった黄色
香り ヴァニラの香り、スモーキーな香り、リンゴの香り
ミディアムリッチな果実味、バランス良い、アルコール辛い、少し苦みを感じる、ちょっと古めのバナナの風味
味や香りの変化 蜂蜜の風味がしてくる、ミカンの風味がしてくる、樽が香ばしい
総評 ボルドーブランではなく、まるでカリフォルニアのシャルドネのような印象を受けるワイン。ソーヴィニヨンブラン独特の青草のような風味は弱く、フルーティーでとろっとした口当たりでとても美味しい。少しぬるめくらいの方が味が伸びる。
Ch. Talbot Caillou Blanc '99  \3,200
シャトー タルボ カイユ ブラン
生産地:ボルドー 生産者:ジャン・ミッシェル・カーズ 葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン84%、セミヨン16%
色(白ワイン) グリーンが強いイエロー
香り カスタードの香り、洋なしの香り、柑橘類のピールの香り、ピーナッツオイルの香り
こってりとした果実味、ドライな風味、ドライハーブの風味、苦みがある
味や香りの変化 レモンの風味がしてくる、蜂蜜の風味が出てくる、ゴムの風味が出てくる
総評

良くできたボルドーブラン。さすがトップクラスの評価を受けることはある。こってりとした口当たりで、様々な風味が複雑に絡み合っている。このワインもソーヴィニヨンらしくないワインに仕上げられている。

Marquis de Saint Peyre VdP du Comte Tolosan '00   \?  
マルキ ド サン ペール ヴァンドペイ デュ コンテ トロザン
生産地:フランス南西部 生産者:? 葡萄品種:?

紫がかった赤

香り 青い香り、バナナのようなMCの香り、生臭い香り
ミディアムな果実味、甘みを感じる、アフターに軽く苦みを感じる
味や香りの変化 グルナッシュっぽい風味が出てくる
総評 青い風味が前面に出ていて、ちょっと生臭い印象も受ける。マセラシオン・カルボニックのせいで、ローヌのヌーボーのような雰囲気もある。まだ甘みがあるので飲めるという感じ。
Ch. Saint Seurin '00   \?  
シャトー サン スーラン
生産地:ボルドー 生産者:? 葡萄品種:メルロー、カベルネソーヴィニヨン

黒っぽい赤

香り スミレの香り、青い香り、茎っぽい香り、インクの香り
ミデイアムライトな果実味、酸が目立つ、味は薄い、チェリーの風味
味や香りの変化 青さが際だってくる
総評 最初の香りはまだカベルネのアロマとかがあり良いのだが、味わいは薄く、ほとんど味がしない。アルコール辛く、胃に穴が空きそうな感じを受ける。
Ch. de la Grave '95   \1,300 
シャトー ド ラ グラーヴ

生産地:コート・ド・ブール 生産者:? 葡萄品種:メルロー主体

黒っぽい赤、エッジ少々ブラウン
香り 皮の香り、干した香り、カカオの香り、ヨモギの香り、黒糖の香り
ミディアムライトな果実味、タンニンはしっかりしている、こなれた味わい、少々えぐみを感じる
味や香りの変化 八角の風味が出てくる、ちょっとマディラのような風味が出てくる
総評 ちょうど良く熟成はしていて飲み頃のワインではあるが、ちょっと単調な感じのワイン。メルローは良く熟成しており、ブケが出てきているが、タンニンはしっかりとしておりもうちょっと持ちそうな感じ。価格を考えると非常に楽しめる。
Ch. Fontenil '99 \2,800  
シャトー フォンテニール
生産地:フロンサック 生産者:ミッシェル・ロラン 葡萄品種:メルロー85%、カベルネソーヴィニヨン15%
紫がかった赤
香り カシスの香り、インクの香り、なめし革の香り、コーヒーの香り、ブラックチェリーの香り
リッチな果実味、チェリーの風味、アルコール辛い、甘苦い
味や香りの変化 チョコレートの風味が出てくる、油粘土の風味が出てくる
総評 果実味はそんなに濃いわけではないのだが、味がとにかく濃い。のどが痛くなるほどの濃さを持っている。まだアルコールに支配されており、今飲むべきなのではないかもしれない。濃いが故の単調さも否めない。
Ch. Cassagne Haut Canon La Truffiere '96   \2,400  
シャトー カッサーニュ オー カノン ラ トリュフィエール
生産地:カノン・フロンサック 生産者:ファミーユ・デュボワ 葡萄品種:メルロー70%、カベルネソーヴィニヨン20%、カベルネフラン10%
黒っぽい赤、エッジにちょっと茶が混じる
香り トリュフの香り、醤油の香り、ブラックオリーブの香り、ヨモギの香り、ココアの香り
ミディアムな果実味、やや熟成している、土っぽいアフターがある、旨みがある
味や香りの変化 ハーブの風味が強くなる、キニーネの風味が出てくる、漢方薬の風味が出てくる
総評 トリュフの風味がすると聞いていて飲んだのだが、本当にする。様々なスパイス(特に東洋の)やハーブ類の風味が幾重にも重なり、とても面白いワイン。果実味はそんなに濃度がないが、味わいは複雑でちょっと古風な印象も受ける。どちらかというと通向きな1本。
Ch. Lilian Ladouys '93   \2.600
シャトー リリアン ラドゥイス
生産地:サンテステフ 生産者:ティエブロ家 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン58%、メルロー37%、カベルネフラン5%
黒っぽい赤
香り 皮の香り、土の香り、堆肥系の香り
ミディアムライトな果実味、土っぽい風味、皮の風味、苦みがある
味や香りの変化 タンニンはしっかりとしている、ヨードの風味が出てくる
総評 熟成のピークにさしかかってきたワイン。最初はちょっと薄めな印象を受けるが、味わいはしっかりとしており、時間が経つにつれまだまだ元気なワインだと言うことが分かる。土っぽい風味があり、ちょっと田舎臭い印象を受けるが、飲み頃でコストパフォーマンス優れたワイン。
Benjamin de Pontet '93   \2,700  
ベンジャミン ド ポンテ
生産地:ポイヤック 生産者:テスロン家 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン63%、メルロー32%、カベルネフラン5%
黒っぽい赤、エッジは少々薄い
香り トリュフの香り、オリーブの香り、皮の香り、インクの香り
ミディアムな果実味、タンニン細やか、少々青い、旨みがある、アフターにカベルネのトーンがある
味や香りの変化 ドライフルーツの風味が出てきた、甘い香りが出てきた
総評 ちょうどのみ頃のワイン。旨みが出てきており、濃度と複雑さのバランスが非常によい。カベルネソーヴィニヨンの風味が生きておりクレーム・ド・カシス+ピーマンと言った感じ。程良くこなれたワインを探している人にはとってもお勧めできるワイン。
La Roseraie de Gruaud Larose '93  \2.900  
ラ ロズレ ド グリュオ ラローズ
生産地:サンジュリアン 生産者:ジャック・メルロー 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン57%、、メルロー30%、カベルネフラン7%、プティヴェルド4%、マルベック2%
黒っぽい赤、エッジは茶が混ざる
香り マッシュルームの香り、瓜っぽい香り、ブケ
ミディアムな果実味、上品な味わい、タンニン細やか、良い紅茶の風味
味や香りの変化 少し臭くなってくる、甘みが出てくる、ヨードの風味が出てくる
総評 ちょうど飲み頃で、繊細な風味を持った美味しいワイン。品のある味わいでさすがと思わせるところはある。植物的な風味から、動物的な風味へと表情が変化していき、飽きさせない。あと3,4年は美味しく飲めそう。
Ch. Barde Haut '99  \5.200  
シャトー バルド オー
生産地:サンテミリオン 生産者:ドミニク・フィリップ 葡萄品種:メルロー75%、カベルネフラン25%
黒っぽい赤
香り インクの香り、カカオの香り、カシスの香り、なめし革の香り、タバコの香り、シナモンの香り、ラベンダーの香り、クローブの香り
リッチな果実味、アルコール辛い、ドライプルーンの風味、タニック、カカオの風味
味や香りの変化 チェリーの風味が出てくる、オイリーな風味が出てくる、ししとうの風味が出てくる
総評 ミッシェル・ロランがらみのワインで、パーカーが高得点をつけたことで話題のワインなのだが、とても濃く高得点の意味も分かる。チェリーなどの風味が満載で、凝縮感はすごい物がある。まだ若すぎてアルコール分などが強く、味になっていないところがあるがすごいワインだと思う。是非10年くらい寝かしてから飲んでみたいワイン。
Ch. Lynch Bages '99  \5.300  
シャトー ランシュ バージュ
生産地:ポイヤック 生産者:ジャン・ミッシェル・カーズ 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン73%、メルロー15%、カベルネフラン10%、プティヴェルド2%
紫がかった黒っぽい赤
香り アメリカンチェリーの香り、アプリコットの香り、カシスの香り、桃の香り
ミディアムリッチな果実味、甘みがある、酸は少な目、タンニンは隠れている
味や香りの変化 チョコっぽい風味が出てくる、アルコール感が強くなる
総評 とても飲みやすいランシュバージュ。フルーツの風味が満載で、果実味もタンニンが甘みに隠れてしまっている。98年に続き新しい時代のランシュバージュといえる。ポテンシャルはあるのだが、ちょっと飲み易すぎてつまらない面もある。

テイスティング参加者のプロフィール
 
社長 弊社社長。 人間ガス・クロマトグラフィーの異名をとる。 リスキーなワインと安酒をこよなく愛する。 最近になってワインアカデミー札幌校の講師を頼まれたらしい。 主任 弊社主任。 寡黙な職人気質の男。 シニア ワイン アドヴァイザーの資格を持つ。 好きなワインはブルゴーニュ。 赤黒の縦縞が大好き。 このホ−ムページの管理者
藤井 敏彦
 
藤井 雅裕
 
菅谷 ハードリカーを含め酒全般に精通する。 幼少期の食べ物が良かったのかワインに対するコメントが的確である。 ワイン担当バイヤー。 ワイン・アドヴァイザーの資格試験合格! グラスやワイングッズ仕入れ担当。好きな品種はカベルネソーヴィニヨン。趣味はスケートボード。待ちに待ったシーズン到来で心躍るこの頃。
菅谷 卓
 
小田 洋平
 
ゲスト。 某イタリアン レストランの元店長。 現在は本社勤務。 ソムリエの資格を持つ。    
藤井 理江さん
 
 

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