テーマ:ボルドー99年物

テイスティング・レポート 2002年6月7日

このレポートは弊社が商品開発のために毎週行っている試飲結果の一部です。 

このマークは参加者が5点満点で採点した結果の平均値を表しています。 皆様のワインに対する目安として表示しております。( 三つ以上の物はお勧めと考えてください)
今日の一押し(シャトー レオヴィル ポワフェレ ’99) 
Ch. Grand Jean V.V. '00  \900
シャトー グラン ジャン ヴィエイユ ヴィーニュ

生産地:ボルドー 生産者:? 葡萄品種:セミヨン60%、ソーヴィニヨンブラン30%、ミュスカデル10%

色(白ワイン) ペイルグリーンイエロー
香り ミントの香り、ピーマンの香り、アルコールの香り、柑橘系の香り
辛口、酸がしっかりしている、果実味はミディアム、セロリの風味、アフターにやや甘味を感じる
味や香りの変化 ライムの風味が出てくる、ミネラルを感じる
総評 この価格帯のワインの中ではトップクラスの味わい。酸が効いた味わいだが、果実味もたっぷりあり美味しく飲むことが出来る。セミヨン主体だが、セミヨンの風味が突出していると言うことはない。
Rose de Calon '01  \1,500
ロゼ ド カロン

生産地:ボルドー 生産者:カベルン・ガスクトン 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン

色(ロゼワイン) 赤みがかったピンク
香り リンゴの香り、グレナデンの香り、イチゴジャムの香り、クランベリーの香り
苺の風味、アルコール辛い、ミネラルたっぷりでボディはある、後味に苦みを感じる、アフターにリンゴの風味
味や香りの変化 あまり変化せず
総評 かなり赤に近い味わいのロゼ。色もロゼにしては濃い。アルコールの感じは少々気になるが、チャーミングな風味が満載で、とても楽しめる。とても美味しい辛口のロゼなので、是非一度飲んでみるべき1本。
Ch. Trincaud '00  \1,000
シャトー トランコー
生産地:ボルドー シューペリュール 生産者:? 葡萄品種:メルロー60%、カベルネフラン40%
紫がかった赤
香り カシスの香り、皮の香り、墨汁の香り
少々青さを感じる、アルコールのアタックが強い、タンニンはしっかりとしている
味や香りの変化 メルローの風味が強くなる
総評

良くできているワインだが、プレスをかけすぎた感じも否めない。メルロー主体で、メルローの風味が生きており、独特の青い風味がする。このクラスのボルドーとしては、上出来の部類に入る。

Ch. de la Grave '96   \1,300
シャトー ド ラ グラーヴ
生産地:コート ド ブール 生産者:? 葡萄品種:メルロー主体

黒っぽい赤

香り 土っぽい香り、醤油の香り、血の香り、チェリーの香り、皮の香り
ミディアムな果実味、アルコール辛い、チェリーの風味、酸が目立つ、樽の風味
味や香りの変化 ヨードの風味が出てくる、ブケが出てくる
総評 ちょうど熟成のピークに達しているワインで、熟成したブケが楽しめる。チェリーなどの風味はまだ残っているが、土や皮などの風味が支配的。ちょっと落ちるのが早く、マディラのような風味も出てくるので、早めに飲んでしまうべき。
l'Ermitage de Chasse Spleen '99   \2,000
レルミタージュ ド シャス スプリーン
生産地:オーメドック 生産者:ベルナドット・ヴィラール 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン、メルロー、プティヴェルド

黒っぽい赤

香り カシスの香り、杉の香り、土の香り
ミディアムな果実味、タンニンはしっかりしている、カベルネのトーンが素直に出ている
味や香りの変化 トリュフの風味が出てくる、バランスが良くなってくる
総評 理想的なバランスを持ったボルドーワイン。カベルネ主体で造られたと思われるが、ぎすぎすした感じも少なく、果実味豊かで飲みやすい。時間が経つとトリュフなどの風味も出てきて楽しめる。安心して飲めるボルドーワイン。
Ch. Segonzac '99   参考商品\2,000位 
シャトー スゴンザック

生産地:プルミエ コート ド ブライ 生産者:? 葡萄品種:メルロー主体

紫がかった赤
香り 樽の香り、ピーマンの香り、苺の香り、赤いフルーツの香り
ミディアムな果実味、ヨードの風味、ジューシーで甘味を感じる、油粘土の風味
味や香りの変化 あまり変化せず
総評 樽の風味が効いた綺麗な造りの赤ワイン。メルローの風味が生きており美味しく飲むことが出来るが、これと言った印象もない。フルーツの風味と、ヨードのような風味が上手く混じり合っている。
Ch. Les Hauts de Pontet '99 \2,150  
シャトー レ ゾー ド ポンテ
生産地:ポイヤック 生産者:アルフレッド・テスロン 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン
黒っぽい赤
香り カシスの香り、油粘土の香り、椎茸の香り、少し鉄っぽい香り
ミディアムな果実味、タンニンはしっかりしている、バランス良い、アルコール辛い
味や香りの変化 杉の風味が出てくる、堅さはとれない
総評 ポイヤックらしく、カベルネのトーンが支配的で骨太なワイン。タンニンはしっかりしているが、口当たりは滑らかで飲みやすい。時間が経つと樽の風味が目立ってくる。今からでも美味しく飲むことが出来るが、後2,3年おいた方が良いと思う。
Ch. Potensac '99  \2,600
シャトー ポタンサック
生産地:メドック 生産者:ミッシェル・ドゥロン 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン60%、メルロー25%、カベルネフラン15%
紫がかった赤
香り ブラックチェリーの風味、ゆで小豆の香り、森のスーボワの香り
ミディアムリッチな果実味、バランスの良い味わい、アルコールは強め、つるっとした果実味
味や香りの変化 タンニンが強く感じられる、味わいが広がってくる
総評 非常に良くできたポタンサック。非常にバランスのとれた味わいで、つるっとした果実味が特徴。際だった特徴はないが、全てが高次元でまとまっている。値段も手頃で非常にお勧め。余裕のある方は是非ケースでどうぞ。10年くらいはゆうに持ちます。
Clos du Marquis '99  \3,500
クロ デュ マルキ
生産地:サンジュリアン 生産者:ミッシェル・ドゥロン 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン、プティヴェルド
紫がかった黒っぽい赤
香り 杉の香り、複雑で深い香り、胡桃の香り
ミディアムな果実味、緻密な味わい、樽の風味は強め
味や香りの変化 バランスが良くなってくる、ほおずきの風味が出てくる
総評 複雑な香りと、緻密な果実味を持ちつつ、バランスの良い味わいに仕上がっているこのワインはさすがと言うほかない。ラスカーズのような風味も僅かではあるが感じ取ることが出来る。やや小粒な感は有る物の、十分に美味しいワイン。
Ch. La Lagune '99  \3,600
シャトー ラ ラギューヌ
生産地:オーメドック 生産者:カロリーヌ・デヴェルニュ 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン50%、メルロー20%、カベルネフラン20%、プティヴェルド10%
黒っぽい赤
香り コーヒー豆の香り、ヨードの香り、ヴァニラの香り、スモークハムの香り
ミディアムリッチな果実味、甘味も感じられる、とろっとしている、樽の風味は強め
味や香りの変化 樽が相変わらず強い
総評 樽の風味に支配されたワインではあるが、味わいはとても良い。甘味を感じるリッチな果実味があり、酸度は低め。長持ちしそうにはないが、ここ5,6年の内に飲むには十分に美味しい。また、樽の風味が好きな人にもお勧めできる。
Ch. d'Issan '99  \3,500
シャトー ディサン
生産地:マルゴー 生産者:クルーズ家 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン70%、メルロー30%
黒っぽい赤
香り フランボワの香り、海苔の香り、オリエンタルな香り、梅の香り、堆肥の香り
ミディアムリッチな果実味、海苔の風味、甘味を感じる、少々熟成したような風味、のし梅の風味
味や香りの変化 マッシュルームの風味が出てくる、オレンジピールの風味が出てくる、オリエンタルな風味が強くなる
総評 様々な風味が混じり合い、とても出来の良いイッサン。オリエンタルな風味も感じ取れ、とても楽しい。マーマレードのような甘味も感じ取れ、とても良いバランスをしている。パーカー氏が「近年最高のイッサン」と言うのもうなずける。
Ch. Leoville Poyferre '99  \4,800
シャトー レオヴィル ポワフェレ
生産地:サンジュリアン 生産者:ミッシェル・ロラン 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン52%、メルロー28%、カベルネフラン12%、プティヴェルド8%
紫がかった黒、エッジまで色が濃い
香り 樽の香り、生肉の香り、還元香
リッチな果実味、杉の風味、タンニンはしっかりしている、辛い、凝縮感がある
味や香りの変化 酸と渋みのバランスが良くなってくる、アフターは長い
総評 まさにグランヴァン。まだ若すぎて味や香りが出てきてないが、素質は十二分にある。樽のローストは強めだが、それを十分に補える果実味も持っている。肉っぽい風味も感じ取れるので、牛肉などに会わせると良いかも。
Ch. Montrose '99  \5,600
シャトー モンローズ
生産地:サンテステフ 生産者:ジャン・ルイ・モリシュ 葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン65%、メルロー25%、カベルネフラン10%
黒っぽい赤
香り 油っぽい香り、ヨーグルトの香り、還元香
ミディアムリッチな果実味、タンニンは強め、油っぽい味わい、アフターは長め
味や香りの変化 ホルモンなどの内臓系の風味が出てくる
総評 まだ若すぎて味になっていない。タンニンもしっかりしており、長熟系のワインであることは確かだが、いかんせん若すぎて味になっていない。還元香もあり、今飲むべきではないのかもしれない。少なくても5年は熟成を見守りたい。

テイスティング参加者のプロフィール
 
社長 弊社社長。 人間ガス・クロマトグラフィーの異名をとる。 リスキーなワインと安酒をこよなく愛する。 最近になってワインアカデミー札幌校の講師を頼まれたらしい。 主任 弊社主任。 寡黙な職人気質の男。 シニア ワイン アドヴァイザーの資格を持つ。 好きなワインはブルゴーニュ。 赤黒の縦縞が大好き。 このホ−ムページの管理者
藤井 敏彦
 
藤井 雅裕
 
菅谷 ハードリカーを含め酒全般に精通する。 幼少期の食べ物が良かったのかワインに対するコメントが的確である。 ワイン担当バイヤー。 ワイン・アドヴァイザーの資格試験合格! グラスやワイングッズ仕入れ担当。好きな品種はカベルネソーヴィニヨン。趣味はスケートボード。待ちに待ったシーズン到来で心躍るこの頃。
菅谷 卓
 
小田 洋平
 
ゲスト。 某イタリアン レストランの元店長。 現在は本社勤務。 ソムリエの資格を持つ。    
藤井 理江さん
 
 

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