テーマ:ボルドー

テイスティング・レポート 2003年10月3日

このレポートは弊社が商品開発のために毎週行っている試飲結果の一部です。 

このマークは参加者が5点満点で採点した結果の平均値を表しています。 皆様のワインに対する目安として表示しております。( 3.5以上の物はお勧めと考えてください)
今日の一押し:クロ デュ マルキ ’93
Carchelo '01   \980
カルチェロ ’01 

生産地:フミーリャ 生産者:カルチェロ 葡萄品種:

色(赤ワイン) 紫黒。ミディアム。
香り フランボワ。フルーティー。海苔。豆。
ミディアム。チェリー。ジューシーな風味。少々辛さ。
味や香りの変化 海苔。たばこの葉の香など。
総評

ジューシーでいてまとまりの良い味わい。生き生きとした素直な果実味が心地よく、わずかに青さや苦みが感じられるがバランスよく出来ている。スペインの安ワインっぽくない洗練された印象。

Delor Bordeaux Reserve '01  \? 
デロー ボルドー レゼルヴ ’01

生産地:ボルドー 生産者:デロー  葡萄品種:メルロ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%

色(赤ワイン) 黒赤。ミディアム。エッジ少し薄い。
香り 青さ。川の藻。ほこり。茎のような香。
ミディアムライト。ややメルロの青さが感じられる。味わいはよくある1000円弱位のボルドーワイン。
味や香りの変化 土の風味。やや薄い。(やや水っぽい)
総評 やはりメルロのトーンが多く感じられ、雰囲気としては右岸の安ワイン。香、味わい共に青さが感じられた。それほどバランスの良い味わいとも思えないが、田舎臭さがなぜかほっとさせられる。
Connetable Talbot '00 Saint-Julien \2,700
コネターブル タルボ ’00 サンジュリアン

生産地:ボルドー・サンジュリアン 生産者:CHタルボ 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

色(赤ワイン) 黒赤。ミディアムリッチ。
香り アロマ弱い。ややミルキーな印象。
ミディアム。00年産にしてはやせた印象。青いタンニン。フレッシュな酸が良い。
味や香りの変化 カシス、ミントなどの香。キノコの風味。アフターにしっかりとした風味が残る。
総評 アロマは弱く、ボディの厚みもそれほどではない。ややタンニンに青さが感じられ、風味も中ぬけした感じがある。時間がたつとわずかながら表情が出てくるが、いまいち溌剌としていない。程良い酸の良さと、アフターに残る果実の風味がクオリティーを保っている。強さよりはエレガントな方向性に思える。クオリティーの高さは感じられる為、個体差などかもしれない。
La Dame de Montrose '99 Saint-Estephe \3,200
ラ ダーム ド モンローズ ’99 サンテステフ

生産地:ボルドー 生産者:CHモンローズ  葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン

色(赤ワイン) 黒赤。ミディアム。
香り カシス。西洋杉。フランボワ。インクなど。
ミディアムリッチ。酸とタンニンがしっかりと感じられる。樽の風味。
味や香りの変化 カカオの風味。柔らかな果実味。厚みが出る。チョコレートクリームっぽいニュアンス。
総評 タンニンが豊かで、若々しい酸がある。樽の風味、豊かな果実味、全体的にクオリティの高さが十分感じられ、これからが期待できるワイン。現時点も閉じた印象もなく、生き生きとした果実味が楽しめる。セカンドワインながら十分に満足感がある。

CH Malescasse '98 Haut-Medoc  \2,700
CH マレスカス ’98 オー・メドック

生産地:ボルドー 生産者:CHマレスカス 葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロ 35%、カベルネ・フラン10%

色(赤ワイン)

黒赤。中心は黒。ミディアム。

香り 樽香。シシトウや青なんばんを焼いた香。椎茸。
ミディアム。熟成された旨み。角のない丸みある味わい。青さが少々ある。やさしい印象。
味や香りの変化

樽とカシスの香。柔らかくなめらかな果実味が良い。

総評 わずかながら青さがあるが、熟成された旨みと練れた味わいが素直に美味しく思える。角が取れ、優しくなめらかさが出てきている果実味も複雑さがあり、飲み頃に入り始めている。
 
CH Potensac '94 Medoc  \2,600
CH ポタンサック ’94 メドック
生産地:ボルドー 生産者:CHポタンサック 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ25%、カベルネ・フラン15%
色(赤ワイン)

赤。エッジアンバー。少々黒のトーン。ミディアム。

香り

黒糖。味噌。皮など。

ミディアムリッチ。果実味はまだ強く濃さが感じられる。辛さ。ポタンサックらしい力強さ。
味や香りの変化 味に複雑さが増す。麹の香。やや単調。古酒の雰囲気が見え隠れする。
総評 94年というヴィンテージはムラのある作柄で、青さが目立つものが多いが、このポタンサックは濃度もしっかりとあり、それほど青いトーンも感じられない。熟成感が出始め、アロマ、味わい共に楽しめる。ただ、複雑さや、旨みは多くはない。このヴィンテージ物としては良くできている一つと思える。
Clos Du Marquis '94 Saint-Julien \4,800
クロ デュ マルキ ’94 サンジュリアン
生産地:ボルドー 生産者:レオヴィル・ラスカーズ 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティヴェルド
色(赤ワイン) 黒赤。ミディアムリッチ。
香り キノコ。杉。
ミディアムリッチ。旨みある。酸とタンニン。強さ、濃さが感じられる。
味や香りの変化 トリュフやビターチョコの香。味わい伸びる。熟成感がある。
総評 クロ・デュ・マルキの94年も非常によく出来ている。特にセカンドワインでありながら、青さもなく、現在飲み頃を思わせる。アニマルの要素や、トリュフなどキノコっぽい風味、複雑さがあり、果実味の風味も申し分ない。まだ強さもありこの先もまだ熟成するだろう。
Clos Du Marquis '93Saint-Julien \4,200
クロ デュ マルキ ’93 サンジュリアン
生産地:ボルドー 生産者:レオヴィル・ラスカーズ 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティヴェルド
色(赤ワイン) 黒赤。エッジアンバー。ミディアム。
香り 杉。アニマル。シシトウ。ナツメグやスパイス類など。
柔らかく熟成した果実味は現在まさに飲み頃を思わせる。94年ほどの強さはないが、練れた旨みがあり、心地よい酸が果実味を引き立てる。
味や香りの変化 複雑なアロマ。ミネラル感。
総評 非常に柔らかく熟成感が楽しめる1本。アロマティックで風味も複雑。この価格としても十二分に満足感があり、まさにオススメ。ラスカーズには手が届かない方にはさらにオススメしたいワイン。10年の熟成がたっぷりと味わえます。

CH Mayney '66 Saint-Estephe \12,000
CH メイネイ ’66 サンテステフ

生産地:ボルドー 生産者:CHメイネイ 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロ25%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド2%
色(赤ワイン) アンバー。黒のトーン有。ミディアム。
香り 腐葉土。カレーなど思わせるスパイスの香。チョコ。土など。
ミディアム。旨みがある。少々衰えているが、十分美味しい。干し柿や杏の風味。トリュフ。
味や香りの変化 土っぽいニュアンス。
総評

ピークが過ぎ衰えた印象ながらもその生き続いている果実味と旨み、熟成した酸で楽しめる。現在37歳のこのワイン。この価格はお買得ですね。まだ生きています。ちなみにリコルクもされていません。

CH Rauzan Gassies '66 Margaux  \14.000

CH ローザン ガシー ’66 マルゴー
生産地:ボルドー 生産者:CHローザン ガシー 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロ25%、カベルネ・フラン10%
色(赤ワイン) アンバーブラウン。やや黒赤。
香り 革。腐葉土や腐った木。キノコ類。森の香。
ミディアムライト。酸の良さ。エレガントな印象。ややカビっぽさ。
味や香りの変化 ドブのような香。青さが出る。干し柿。ホオズキ。
総評

まだ果実味は生きている。ピークはすぎているが、熟成香、酸と風味に評価したい。やはりこのワインもこの価格ならば十分お値打ち物である。贈り物にも良いだろう。これはリコルクされていました。

テイスティング参加者のプロフィール
 
社長 弊社社長。 人間ガス・クロマトグラフィーの異名をとる。 リスキーなワインと安酒をこよなく愛する。 ワインアカデミー札幌校の講師をつとめる。 主任 弊社専務。 シニア ワイン アドヴァイザーの資格を持つ。 好きなワインはブルゴーニュ。 サッカー(赤黒の縦縞)が大好き。 このホ−ムページの管理者
藤井 敏彦
 
藤井 雅裕
 
グラスやワイングッズ仕入れ担当。好きなワインは若くてフレッシュなタイプ特にカベルネ系。 趣味は音楽とスケートボード。
永井

   
    今週のオススメ

 サンタ デュック エリタージュ 
  (フランス・コート・デュ・ローヌ)
               ¥1.200

このエリタージュと言うワイン。本来はコート・デュ・ローヌ、ヴィラージュ物で 造られていますが、2002年物がヴァン・ド・ターブルでリリースされた物です。生産者がこのクオリティに満足がいかなかったのでしょう。しかし中身は飲んでビックリ。非常に良くできています。これはかなりの見つけ物ですよ!エリタージュとは”遺産”の意。この年は洪水に襲われた年ですが、そんな年でもここまで出来た、と言い残すようなまさに”遺産”といえるワインかもしれません。

小田 洋平
 
永井 順之
 
 

フランス語を話すことが出来る。(日常会話はOK)
趣味はピアノ。(毎週レッスンに通っている)
今年普通免許取得。(バリバリの初心者)
エレガントなワインを好む。(主にブルゴーニュ)
普段はおとなしい性格。(酔うとたまにはみ出す)

工藤 進介
 

 

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