
Coco Farm & Winery Petit Manseng
フランス南西部で栽培されるプティ・マンサン種を、栃木県の自社畑で栽培・醸造した白。高温多湿な日本でも高い糖度と豊かな酸味を持ち、豊かな果実味とメリハリのある味わいが楽しめます。優しくプレスした果汁を自然酵母と樽で10日~3ヶ月間ゆっくりとアルコール発酵させ、自然の乳酸菌で乳酸発酵も行う。その後も木樽で8ヵ月程熟成させました。完熟感と爽やかな酸味のハーモニーが楽しめます。
Coco Farm & Winery Petit Manseng
フランス南西部で栽培されるプティ・マンサン種を、栃木県の自社畑で栽培・醸造した白。高温多湿な日本でも高い糖度と豊かな酸味を持ち、豊かな果実味とメリハリのある味わいが楽しめます。優しくプレスした果汁を自然酵母と樽で10日~3ヶ月間ゆっくりとアルコール発酵させ、自然の乳酸菌で乳酸発酵も行う。その後も木樽で8ヵ月程熟成させました。完熟感と爽やかな酸味のハーモニーが楽しめます。
Coco Farm Cocoromi Kumo no Jikan Akane Pinot noir
ココファームの「こころみ」シリーズは、新たなスタイルの実験的なワイン。「雲の時間・茜」は余市の荒農園、舟窪農園、才川農園のピノ・ノワール種からの赤。天候に恵まれた2021年産は、完熟感と豊潤さが楽しめるようです。野生酵母でゆっくりと発酵を行い、乳酸発酵も野生の乳酸菌で行いました。その後木樽に入れて11ヶ月熟成させています。Coco Farm Coco10R Chardonnay Qvevri Yoichi
10Rワイナリーのブルース・ガットラヴ氏が、余市・登町の木村農園産シャルドネ種を土中に埋めたジョージア産クヴェヴリ(素焼きの壺)で醸造した白。完熟を待って11月12日収穫した葡萄を全房プレスし、果汁を低温で36時間静置し、澄んだ上澄み部分の7割をクヴェヴリへ、残り3割を木樽に入れて野生酵母で発酵(3ヶ月間)。その後はオリと共にクヴェヴリと、樽で14ヶ月間熟成させ、2種のワインをブレンド後、ノンフィルターで瓶詰しました。ふくよかな果実味と、壺由来の複雑なミネラル感が楽しめるそうです。飲み頃は2029年頃まで続くようです。Coco Farm Coco10R Chardonnay Yoichi
10Rワイナリーのブルース・ガットラヴ氏が、余市町のシャルドネ種(木村農園7割、荒農園3割)を醸造した白。完熟を待った収穫は、10月末から11月上旬。全房プレスした果汁を低温で36時間静置し、澄んだ上澄み部分の4割をフレンチオーク新樽、残り6割をステンレスタンクに入れて野生酵母で発酵(6週間)。その後はオリと共に樽とタンクで6ヶ月熟成させ、2種のワインをブレンド後、ノンフィルターで瓶詰しました。天候に恵まれた2021年産は完熟した柑橘系の果実味と、樽からのナッツ系の香りが楽しめるそうです。Coco Farm Here Comes The Moon Kerner
栃木の名門ココファームが余市の藤澤農園、荒農園、才川農園産のケルナー葡萄で造った辛口白。10月中旬まで完熟を待った葡萄を優しく絞り、ステンレスタンクで自然酵母を用いてゆっくりと1ヶ月かけて発酵。別に除梗し破砕しない粒を果汁と共に1ヵ月発酵させて搾り、この2つのワインをブレンドし、自然の乳酸発酵をさせました。味わいはフレッシュな白桃の香りと、完熟した果実味を爽やかな酸味が包み込んでいます。
Coco Farm Koshu Fermented On Skins
栃木県のココファームが、山梨県勝沼近辺の甲州葡萄で造った特別な白。通常、甲州の白は淡く柔らかなスタイルですが、こちらは甲州種の果皮の渋みを生かした独自の白です。醸造法は3種で、除梗した実を破砕せず粒のまま十分にタンクで果粒内発酵させてプレスした果汁と、除梗後タンクで数日間スキンコンタクト後にプレスした果汁をタンクで発酵。最後は収穫後にすぐにプレスした果汁をタンクと甕(カメ)で醗酵させます。その後7割をタンク、3割を樽で9月程熟成させブレンドしました。色調はオレンジのトーンが混じり、味わいは果実の風味に果皮からの苦旨味と複雑さが楽しめます。
Coco Farm Kita no Novo Brut
毎年、素晴らしい味わいで知られるココファームの泡「北ののぼ」。2023年春発売の白は、2015年と2016年をブレンドしたベースワインから造られました。葡萄は余市・木村農園産のピノ・ノワール種73%、シャルドネ種27%。野生酵母で発酵後にブレンドし、瓶詰後に泡用酵母で瓶内二次発酵と熟成を66ヶ月以上行い、2023年2月にオリ引きして打栓。木村農園らしい豊かな果実味と、長い瓶内熟成に旨味が楽しめます。
Coco Farm Kita no Novo Rose
北ののぼロゼ2016年は、完熟を待って10~11月まで数回に分けて収穫した余市・木村農園産ピノ・ノワール種を岩見沢の10Rワイナリーで野生酵母でゆっくりと発酵させて白ワインを造ります。翌春、このワインを足利のココファームに運び、蔗糖と酵母を加えて瓶詰めし、67ヶ月間も発酵と熟成を行いました。2023年4月にオリ引きを行い、減った分の補充に2022年産余市・藤澤農園産ツヴァイゲルト種の赤を2%加えた事で、白ワインはロゼになって打栓をしました。味わいは爽やかな赤系果実の風味に、紅茶やナッツ等の熟成香が楽しめます。
Coco Farm Cocoromi Kerner Siesta
余市の契約農家、荒農園、藤澤農園、才川農園のケルナー種でも、貴腐葡萄から造られた柔らかな甘口タイプ。天候に恵まれた21年ですが、収穫時に一部の葡萄に灰色カビが繁殖しました。この菌が付いた葡萄は糖度が更に上がり、独自の芳香を持つため、貴腐葡萄と呼ばれます。この葡萄を丁寧に選り分け、まずは優しくプレスした果汁を野生酵母でゆっくりと発酵を行います。別のタンクで、プレス果汁に除梗し破砕しない葡萄粒を加えて1ヵ月熟成させて、二つのワインをブレンドしました。その後は野生乳酸菌でマロラクテック発酵を行い、6ヶ月熟成させて瓶詰しました。味わいはアンズや桃の果実味に蜂蜜の香りが混じります。完熟した果実甘味と、爽やかな酸味が調和したフルーティな味わいです。
Coco Farm Coco10R Yoichi Pinot Rose
日本で最上のピノと称される、余市・木村農園産ピノ・ノワール種を、10Rワイナリーのブルース・ガットラヴ氏が醸造したロゼ。まずは葡萄を房のまま低温のタンクの中に置き、果皮の旨味を果汁に取り込みます。この葡萄をゆっくりと搾り、タンクと、古樽に入れて自然酵母でゆっくりと醗酵とMLFを行いました。そのままオリと共に熟成を行い、ブレンド後、少量の亜硫酸塩を添加して、ノンフィルターで瓶詰しました。良く冷やすとフレッシュ・フルーティーなロゼですが、温度が上がってくるとスパイス感や複雑な旨味も感じられます。
CoCo Farm Coco10R Yoiti Pinot Noir
余市の木村忠農園産のピノ・ノワール種を、岩見沢10R(トアール)ワイナリーのブルース・ガットラヴ氏が醸造した赤。2020年から木村農園のピノ・ノワール種は、新しい畑(赤色粘土ローム土壌の西向きの急斜面)の葡萄を使っています。完熟を待った収穫は11月4~13日。葡萄の80%は丁寧に除梗を行い、残りの20%を全房のままで2.5週間、果皮、種と共に野生酵母で発酵。柔らかな果実味を残す為に、使用樽8割、新樽2割で14ヶ月熟成。翌々年の7月末に僅かな(30ppm弱)SO2を添加後、ノン・フィルターで瓶詰、更に瓶熟成を1年弱させています。ふくよかなチェリー系果実の風味に、トーストやスパイスが香ります。更に3~4年程熟成させることで、複雑な熟成香が開き始めるでしょう。
Coco Farm Kaze no Rouge
風のルージュは余市の藤澤農園等、5軒の葡萄農家からのツバイゲルトレーベ種主体の赤。2021年産の品種はツバイゲルトレーベ種98%、アリゴテ種1%、ピノ・ノワール種1%。葡萄は除梗後タンクと自然酵母でゆっくり発酵(一部は全房で)、プレス後、樽に移して乳酸発酵を行い、約1年間熟成させました。天候に恵まれた2021年は濃い色調と、黒系の果実味に、柔らかなタンニンが調和した豊かな味わいが楽しめます。