
Chateau d’Orschwihr Pinot Gris Grand Cru Rangen
ここでは化学肥料や除草剤、殺虫剤を止め、(ボルドー液も含み)銅を撒かないこと、収量を極めて低く保つこと、決して補糖をしないこと(補糖せざるを得ない年はネゴシアンに葡萄で売ってしまう)、という4つの方針を徹底することによってワインの品質を高め、自然派ワインの中でも高い評価を受けています。今回、新ワイナリー建設の為の資金と、保管庫を整理する為に、信じられない価格で古酒を入手出来ました。ここの看板畑、特級ランゲン畑産ピノ・グリ種97年。貴腐ワインの様な色調を持ち、ふくよかな果実味と、ミネラル感が混じり始め、芳醇な味わいが広がります。麹(コウジ)を思わせる豊かな熟成香は、地元のウォッシュチーズ・マンステールと合わせてみては如何でしょうか。