2002年 4月

 ワイン屋である私の仕事は常に多くの試飲を繰り返し、お値打ちで美味しいワインを見つけ皆さんに紹介することです。私で年間千種以上のワインを試飲しますが、その半分以上は週一回社内で行うテースティングです。
 毎回約15種類を2時間かけて評価をし選別するのですが、各ワインの減る量は1/5程度です。1本のワインを美味しい食事と共にゆっくりと味わい、時間の経過と共に開いてくる香りを楽しむような飲み方からみると、試飲は1本のワインの断片をみるだけのとても寂しい味わい方です。せっかくのワイン、出来たらゆっくりと美味しく味わいたいものです。