2002年 5月

 例年ゴールデンウィークになるお花見が、今年は雪解けが進み10日は早いようです。北国の春は本州と違って、梅も桜も一時に花を開きます。これを情緒がないと感じるか、北海道らしいと思うかは人それぞれでしょう。私は長かった冬が終わり、全ての生き物が順序無く同時に太陽の恵みを受けて活動を始める。こんなダイナミックな北海道の春が大好きです。
 そして自然界の春より人の服装は一歩早く春を迎えています。地下街で勤務する役得でしょうか、今年は4月の中旬から、おへそが見える短いシャツを着た若い女性がさっそうと歩いていました。

 さてワインのお話しですが、今年の春はロゼの問い合わせがいつになく多いのです。正直言って今まで真剣にロゼを探したことは無かったのですが。気が付くと店頭にはカリフォルニア ケンウッドのホワイトジンファンデルに、ボルドーからはシャトーカロンセギュールのロゼ、ジュヴレの名門ジョセフロティが造るマルサネロゼが並んでいます。更にシャンパンや、スパークリングもなぜかロゼが人気なのです。フルボディーのワインはもちろん美味しいですが、考えてみると春にはロゼワインというのも良いですね。桜の下で淡いバラ色のワイン、隣にはおへそが見える若い、、、 いやそうではなく、私の隣にいるのはまだデベソの息子日向君でした。