2003年 2月

 今月、家内が息子を連れて里帰りをしています。行く前は洗濯や食事の不安はありましたが、何年も見ていない戦争物やアクション映画のビデオを缶ビールと共に思う存分観られると思うとウキウキでした。
 と言うのも、妻は交際中私の趣味の映画をよろこんで観に行ったのに、結婚後のビデオ選びは家内が選ぶ文芸物や恋愛物と私の好みの物との2本立てになり、更に終わったあとに「アクションのみで人間が描かれていない」とコメントが付くのです。 さらに子供が産まれてからはめっきり映画からは遠ざかりました。 

 さて最初の休日、足取りも軽くレンタル店でリドリー・スコット監督の「ブラックホークダウン」を借りてきました。 内容は、ひたすら事態が悪い方に向かって行く中で現場の人間はもがき苦しみながら味方の援軍を待つというストーリー。 私は最後に正義が勝って「めでたしめでたし」と言うパターンの映画が好きなのですが、この映画はハッピーエンドではありませんでした。リドリー・スコット監督は名作「エイリアンⅠ」のように圧倒される数の敵に追いつめられる恐怖を克明に描いており、好みは違っても十分に楽しめる戦争映画でした。
 久しぶりの一人暮らしですが、食事はコンビニ弁当もあるし、洗濯は全自動タイプでどうにかなります。一番感じたのは冬に暗く寒い部屋に帰って来て、ストーブのスイッチを押して温風が出るまでの時間がとても長いということです。