2003年 3月

 実家に里帰りしていた妻がやっと戻って来ました。
 当然、不在の間に何度かスーパーへ買い物に出かけたのですが、妻の後についてショッピングカートを押していた時と違っていろいろな発見がありました。
 まず自分がこんなにみみっちいとは思いませんでした。牛乳1リットルパックの値段が他と20円ほど高いだけで買う気が失せるのです。冷凍庫には肉と魚があったので買い物は野菜とお総菜が主でしたが、スーパーによってかなりムードが違うのにも驚きました。
 特に両極で興味深かったのは、今をときめくスーパーの「ジャスコ」と銭函で週末だけ営業する「海商」で、この2軒は売り場にパワーがありました。
 「ジャスコ」に入ると私は宮殿に招かれた訪問者のようにその豪華さに酔ってしまいます。さらに普段は目立たないヒジキやおから迄もがスポットライトを浴びてとても美味しそうに輝いて見えます。
 一方、「海商」はやはり漁港のお祭りでの即売会でしょうか。家から銭函まで1時間弱のドライブで自分は旅行者の気分になってしまい、揚げたてのぶつ切りタコの唐揚げを買いかぶりつくのです。
 よく考えてみるとこの2軒、人を酔わせる点ではディズニーランドのアトラクションに近いのかも知れません。では、狭く古びた店内に溢れる程の商品が有るワインショップフジヰはどう見えるのでしょうか?