2003年 4月

 私は南一条橋近くのマンションから地下街の店舗までママチャリ(婦人用自転車)で通勤しています。
 なんと、今年は雪が解けて自転車を出そうとしたらマンションの自転車置き場に無いのです!私の3年前に買った無印良品のからし色の自転車が、鍵を3つも付けていたのにも関わらず盗られてしまいました。
 私はもう何度か盗られているので慣れっこになっていましたが、4年前に新品の妻の自転車が盗まれた時は驚きました。

 妻の実家は東京、杉並区なので自転車の盗難状況は札幌と同じだと思ったのですが、妻は警察に通報して対応の悪さと、札幌の自転車盗難の多さに腹を立てて、札幌市長と警察署長宛に苦情の手紙を書いたのです。そして自分の自転車の車体番号と、防犯登録番号を持って街中を探し回りました。
 そして2~3週間後でしょうか、大通り公園で自分の自転車を見つけたのです。すぐ警察を呼び調べたところ、乗っていた方は盗難品とは知らずに買ったそうで、最終的には犯人も見つかったとのことでした。

 それまで私は妻の性格を外見と同様におとなしく従順で自分の後に付いてくるタイプと思っていました。それが自転車が戻って来た頃からでしょうか、少しずつ立場が変わり始め、今ではほぼ言いなりで尻にひかれているのです。人を外見や最初の印象だけで判断してはいけないというこわいお話しでした。