前にも書きましたが、一歳半の子供がいると家族での外食はファミリーレストランかスーパーの食堂になってしまいます。 フランス料理はもう少し大きくなってからと思っていましたが先日思い切ってファクトリーにあるホテルクラビーのレストラン「ゲストハウス バーレイ」に行きランチを食べてきました。
実はこちらのホテルのオープンが93年で、今年が10周年にあたり93年のワインの問い合わせで当社から南イタリアの銘酒タウリーノ社のパトリリオーネという赤ワインの納品が決まったのが理由です。私は有名なパトリリオーネを飲んだことがなかったのでワクワクし、妻はフランス料理が食べられるとワクワクし、息子は何も知らずに外出するだけで喜んでいました。
さて、予約を入れた11時半に着き「リザーブ」と書かれたテーブルに案内されました。ここのレストランはゆったりとしたテーブル配置で助かりました。 前菜とスープまではどうにか座っていましたが、魚料理からは一人が食べて、もう一人は息子を抱きホテルの外に出て散歩をさせて気を紛らわせながらの食事となりました。 そんな状態でも私はステーキのソースに、妻はパトリリオーネに感激して食事を終えました。(レストランの皆さんご迷惑を掛けてスミマセンでした)
ランチなのでワインは1/3程残しましたが、家に着くと皆で倒れるように寝てしまいました。その後、最初に起きたのは息子だったようです。 ご飯を食べて昼寝をしてこれからお遊びの時間のはずが両親は寝ていて誰も相手をしてくれないと思ったのでしょう。 息子の泣き声とツノのはえた妻の殺気で私が起きたとき、玄関のくつは居間に散らかり、財布は中身が全部出されて、私の枕元には息子のウンチがころがっていました。 飛び起きた私は急いで部屋を片づけた後、外で一緒にボール遊びを小一時間して息子のきげんは治ったのですが・・・。 あらためてワインはゆったりとした気持ちで味わってこそ美味しい飲み物なのがわかりました。 もう当分フルコースは勘弁です。
- 2003年 7月
- 2003年 9月