宴会が多い年末は酒屋も大忙しで、私の退社時間は地下街のシャッターが閉まる夜の12:10頃です。いつもはススキノ出口から出ますが、先日大通出口から出て家に向かう途中で面白い光景に出くわしました。
南1条西3丁目、大丸藤井セントラル東隣のガレリアビル1~2階にオープンした日産のショールーム。ここの南1条通り側のドアが雨戸の様にレールに沿って外され、ピカピカの新車が何台も外に並んでいたのです。
前からこの車はどうやって入れるのだろうと思っていましたので帰宅を忘れて見ていました。さて、皆さんはどうやって車を2階に上げるかわかりますか?
ショールーム1階の中央に車が回転するステージがあります。車は誘導されながら自力で、傾斜した台を使ってステージに上がります。そのステージの四隅にある柱の内部に仕掛けがあり、舞台のようにステージごと車はゆっくり2階に上がります。1台上げるのに20分近くかかる作業で、当然ですが昼ショールームにいる綺麗なお姉さん達の姿はなく、作業服を着た男性社員が黙々と車を動かしていました。きらびやかなショールームの模様替えはこうして誰も見ていない真夜中に黙々と行われているのです。
さて私の年越しは札幌時計台前でシャンパーニュを飲みながら新年を迎えます。今年で24回となったこの会ですが、参加者は今回は初めて10名を超えました。シャンパーニュも持ち寄りで5本ほど集まり、最後は私の飲み残しの貴腐ワイン、シャトー・リューセック01年で乾杯しました。
すぐそばの大通り公園では賑やかなカウントダウンパーティが大音響で行われています。こちらは「チーン」というシャンパン・グラスの音だけの静かな会ですが、苦行の様に外でふるえながらシャンパーニュを飲んでいると煩悩は消え去り、澄んだ心で聴く12時の時計台の鐘の音はまた格別です。
25回目となる05年の大晦日も、私はシャンパーニュとグラスとキャビアを持って夜11時頃から時計台にいますのでよかったら参加してみませんか?参加費は無料ですが、飲み物、食べ物、グラスの持ち込みは大歓迎です。どうぞ暖かい格好でいらしてください。
- 2004年 12月
- 2005年 2月