東京生まれで東京育ちの妻は、冬の後半になってくると部屋にこもりっきりの生活が嫌になると言って、この時期に子供を連れて実家に帰るのが恒例になっています。
さて私は一人身になると、見たかった戦争やアクション物のビデオを借りまくり、缶ビールを飲みながらストーブの前でうたた寝する生活が嬉しくてたまりません。でも今年になって貸しビデオ店に行くと、DVDしかない物が多くなり、そろそろDVD本体を買う時期が来たと感じました。
妻には前々から、息子のためにNHK教育の子供番組を録画するのも、テープよりDVDの方が良いんじゃないかと言っていました。そして妻が行った翌週の休日、新聞の折り込みにジャスコで録画も出来るDVDレコーダーが24,800円で載っていたのです。すぐに電話で1台予約をして買ってきました。
さて配線をつなげて、好きだった映画「デーヴ」(シガーニー・ウィーヴァー出演で、大統領のそっくりさんの話)をかけたのですが、テレビは骨董品のような14インチのブラウン管、付いているスピーカーはモノラルですから、DVDをかけてもビデオと何も変わらない印象なのです。
やるせない気持になった後に、妻用の台所に置いてあるCDのミニコンポが目に入りました。早速移動して、DVDとテレビにつなぐと、これが別物のように良いんです。たった直径7センチほどのスピーカーですが、音声がステレオになると迫力が全く違うのです。
今の電気製品というのは魔法のようにスゴイと思ってしまいました。配線の際に保証書を探し調べてみたら、ソニーのテレビは12年前に、ビクターのミニコンポは6年前に買った物でした。この船井電機製のDVDはこの後何年使うのだろうかと考えると、私のしみったれな性格がわかったような気がしました。
- 2005年 2月
- 2005年 4月