2005年 8月

 今月、弟夫婦に待望の赤ちゃんが産まれました。
 私と弟は幼い時に父を亡くし母子家庭で育ちました。そのおかげでマザコンが抜けず、兄弟共に結婚出来たのは7年前に母親が亡くなってからという有様です。
 今、私の子供は3歳。息子の寝顔は天使に見えるのですが、幼稚園に通う中でだんだんと自我が芽生え、親の思い通りにはいかなくなりました。しかし、弟が生まれたばかりの赤ん坊を抱いている姿を見たとき、ある詩を思い出したのです。その詩は妻が教会からもらった印刷物に書いてありました。

君は愛されるため生まれた
君の生涯は愛で満ちている
君は愛されるため生まれた
君の生涯は愛で満ちている
永遠の神の愛は 我らの出会いの中で実を結ぶ
君の存在がわたしには どれほどおおきな喜びでしょう
君は愛されるため生まれた
今もその愛 受けている
君は愛されるため生まれた
今もその愛 受けている

 3年前に子供が産まれ、無我夢中で生活していた私たち家族。そして今、弟家族がその生活に突入しました。あの頃妻が言った「一度でいいから、熟睡してみたい」。全て赤ちゃんを中心とした生活は、今までの夫婦二人の生活とは180度異なるもので、当時の私にはこの詩のような感傷にひたる余裕はありませんでした。でも、実は余裕がないほど愛に満ちた生活だったという事が、子供を抱く弟の顔を見て分かりました。子育ては振り返った時に喜びを感じるものなのですね。


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