今月は年齢のお話。
とうとう私も3月で50歳になってしまいました。
誰もが思うのでしょうが、私も自分は10歳は若い気でいました。ところが先日、家でスチール棚を動かしてから腰に痛みが走るようになり、1週間後に近所の整形外科に行って受けた診断は、一番下の背骨の隙間が1/3程狭くそこが軽いヘルニアになっているのでしょうとの診断。しかも棚の移動はきっかけに過ぎず、骨の隙間の狭さは随分前から少しずつ進んだようですと言われました。担当の先生は優しい眼差しで、私の年齢でこの状態は特別悪いわけではないので、後は上手く自分の体と付き合っていくことですと言われました。
病院からの帰り道は頭の中で「50歳かぁ~」が回っていましたが、その後はいつもと同様の生活に戻りワインを持って店の地下と1階と2階を駆けずり回っていました。当たり前ですが、若い格好をしていても骨は年老いて行くのですね。これで私のおっちょこちょいな性格に落ち着きが出てきたらめっけものなのですが無理でしょう。19年落ちの私の愛車と同様に、50年落ちの私の体くんにもまだまだ頑張ってもらいますよ!
さて、今月の新入荷ワインはボルドー大集合です。
シャトー・スーサン03年と、シャトー・ロバン01年は熟成し飲み頃のおいしさが期待され、入荷が待ち遠しいワインです。あとはオーストラリア フォックスクリークのシラーズ・カベルネフラン05年が、豊かな果実味とタンニンが調和して芳醇な熟成香が楽しめました。本当に良く出来た赤ワインだと思います。
最後に白ワイン好きには、アンセルミのカピテルクローチェ06年。黄金色に輝く色調、低収量によるコクと木樽の複雑さがたっぷりで、バターを使ったコクのある料理に合わせたくなります。