2020年 12月

今月は親バカのお話。

いつもは休日が合わない私と息子ですが、11月の休みが偶然重なり二人で朝から車のタイヤをスタッドレスに交換。二人だと1時間ちょっとで作業が終わり、その後は一緒に江別方面へ車で出かけました。息子は調理師の資格が取れる高校を今春卒業し、就職先は市内の某レストランです。今日は職場の仕入れ先である農家さんに行くと言うので私も同乗。息子が好きなイングランドのバンド「オアシス」を聞きながら親子でドライブ。この日は江別で3軒の農家を回りました。

息子は農家さんが出てくると、作柄や天候の事を話しながら職場で使う野菜を購入。私は野菜の事はわからないので横にいただけですが、3軒で10箱以上の野菜を購入し、私が車の荷台に積んでゆきます。家に居る時の私は、息子がすぐに風呂に入らないとか、電気をつけたままで寝ているとかが目に付いて、小言ばかり言ってしまいますが、この日息子の仕事ぶりを横で見ていると、農家さんと対等に話をしながら仕入れをしている様子は、まるで私がワイナリーに行っている時と変わりません。

その後は仕入れた野菜を職場に下ろしてやっと一息。私の父は小4の時に事故で亡くなった為、子供だった私が大人になった姿を父は知りません。自分の子供が成長し、働いている姿を見るというのはこんなに嬉しい事なんだと気付き、帰宅後、家内に「僕のとうちゃんには、この思いをさせられなかった」と話したら、「ちゃんと天国で見ているから大丈夫!」と言われて少し安心し床に就きました。