2023年 1月 店主の独り言

今月は温泉のお話。

12月の休日に息子と休みが重なり、親が望む温泉と息子が希望のアウトレットパークに親子水入らずで行って来ました。ランチは清田区北野にある「そば処大和」。元白バイ警官だった大将の打つソバは人気でいつも行列です。次はお風呂、方角的に探して見つけたのが千歳の祝梅温泉。ここの看板は、2メートル強の倒れたボーリングのピンが目印。モール温泉という地中深くにある泥炭層を通って沸いた温泉は、濃いウーロン茶色でトロッと粘性のあるお湯。40度程の丁度良い熱さと柔らかなお湯に浸かっていると、じわじわと温泉の成分が肌に浸透する感じがたまりません。

ゆっくりお湯に浸かっていると、外から引っ切り無しにジェット機のエンジン音が聞こえてきますが、これも千歳の風情と思えば気になりません。私も家内もお湯が良ければ、設備は豪華絢爛よりはひなびた方が好きなので、ここはすっかり気に入りました。しかも源泉かけ流しの温泉料金は一人350円と、札幌の銭湯より安いのです。お風呂の後は千歳ワイナリーで、醸造担当の青木さんから新しい搾汁機と、スパークリングワイン用のジャイロパレットを見せてもらいました。そして最後は息子の希望である三井アウトレットパークで締めです。

アウトレット内にある「道の駅」的なスーパー。ここがまた安く、カボチャ、葉物、レンコンなどの野菜、果物を一通り買った後に、魚売り場で見つけたのが、幅20センチ×長さ40センチ以上ある半身の大きなタラが650円!

普段行かないショッピングセンターでの買い物は発見が色々あって楽しかったです。でも何より嬉しかったのは、小さな時は何処に行くのも一緒だった息子が、小学校後半から親離れをして10年強。それが又こうして、家族3人で出かけられた事に感謝しました。僕が小さかった頃は、実家の果物屋は休みが無かったので家族で出かけることは無く、外での食事は父と、買い物は母とで。僕の両親が味わったことが無い家族全員での外出、この幸せを満喫している僕を両親はきっと天国から笑顔で見ている事でしょう。