<2023年10月 店主の独り言 >

 今月は久しぶりにオーディオのお話し。

 店舗の音響は札幌ラヴワークス社のスピーカーを始めとして、毎日快適な音を提供してくれています。ただ今回の話は、当社の2階奥の事務所にある簡単なオーディオセット。20年以上前に中古で買ったCDプレイヤーとアンプに、スピーカーは25年位前に自宅用で買ったビクター・ミニコンポ(確かセットで5~6万円)の小っちゃなFS-10というスピーカーをつなげています。このスピーカー本体の直径は7センチ程、スピーカーが取り付けてある箱の寸法も正面が12センチ×15センチと、昔のラジカセに付いているような代物。これが意外なほど良い音がして、捨てる事が出来ませんでした。ただセットのCDプレーヤー本体は何度も修理しましたが、今は残っていません。

 オーディオに興味がある方でしたら、「スピーカー ビクター FS-10」で検索されると、このおもちゃの様なスピーカーが今でも売り買いがされているようです。こうして、このスピーカーは捨てずに時々鳴らしていました。さて、当社店長の稲見が最近、中古オーディオに凝っていて、更にスピーカーケーブルで音が変わると言っていました。最近の私はそれほどオーディオには気合は入らずにただ音を鳴らすという感じでしたが、店長が家から残っていたスピーカーケーブルを持って来て2階のセットにつなげてくれました。このケーブルがドイツの「インアクースティック」社の物で、音を聞いて驚きました。

 音がクリアになり、引き締まって聞こえます。多分SN比が改善されたのでしょう、この小さなスピーカーでもヴォーカルやメインの音に隠れていたパーカッション等の音がはっきり聞こえるようになりました。こうなると私も興味が出て来て、家に置いてある30年前のミニスピーカーJBL社「コントロール1」を持って来て、鳴らしてみようかなぁと思っています。真のオーディオファンは、38センチ径のような大型ウーファーで重厚な音を楽しむのでしょうが、私は安くても良い音が出る小さなスピーカーが好きですし、車も大きなものはあまり好きではないです。でも最終的に私が思うのは、どんな道具でも愛情を持って使ってあげると、能力以上の仕事をしてくれるような気がしています。