10月上旬、高校時代の仲間が集まり、私のプランで温泉旅行に行って来ました。
参加者は九州、神奈川、東京、旭川と、札幌が私たち夫婦。午後に札幌で集合して、夕食は月寒の「じんぎすかん俱楽部」さんでジンギスカン。翌日は朝8時集合、車2台で帯広に向かい昼食は帯広の名店「ぱんちょう」さんで豚丼。食後に六花亭に寄ってから今夜の宿、糠平温泉・中村屋さんに向かいます。でも、寄り道も楽しいので秘湯で有名な「幌加(ホロカ)温泉・湯元 鹿の谷(カノヤ)」さんに寄ってから糠平に向かいました。ただ、この鹿の谷は内湯から混浴なので、お連れの奥様方には事前にバスタオルを持参していただき、3種の源泉が楽しめる内湯と露天風呂を堪能しました。
皆さんご夫婦で参加されたので始めはちょっと緊張しましたが、湯舟から5メートル程下に清流が流れている露天風呂に入り、目の前の木々が少し紅葉が始まっているのを見ていると、恥ずかしさよりもこの大自然の中での醍醐味に圧倒されてしまったようです。そして今夜の宿、中村屋に到着。この宿の部屋はそれぞれ趣が違うので、皆の部屋を訪問してからこちらのお風呂にもゆっくり入ります。その後は待ちに待った夕食、山の中なので無理して海の物を出さずに地元の山菜や野菜、川魚、鹿肉などの心のこもった料理が振舞われ、皆さん大満足。食事の後は一番広い部屋に皆が集まり、ワイワイ話をしてからもう一回お風呂へ。
翌日も起きてお風呂に入ってから朝食。もう温泉づくしで毛穴の中までツルツルになった感じで旭川に向かいます。ここまでの行程は私のプランでしたが、この後は旭川メンバーによる旅プランになります。旭川に向かう途中で大箱、層雲峡を見て、上川町で上川大雪酒造の売店に寄ってお酒や酒粕を買い、最後の目的地は旭山動物園。今回のメンバーは皆65歳前後ですが、年寄りになってもあざらし館、ホッキョクグマ館、ペンギン館ではガラス越しの動物をくぎ付けになって見ていました。その後のランチは「エスペリオ」さんでおこっぺソフトクリームとハンバーグをいただき、最後は三浦綾子文学館を見学して解散しました。
怒涛の様な旅行でしたが、同じ年代の夫婦と共に3日間過ごして一番思ったのは、当たり前ですが皆さん結婚前は別々の人間だったんだなぁと感じました。それぞれ縁があって結婚をして、子どもが生まれ、孫まで生まれて幸せな家族を持つ仲の良いご夫婦なのですが、旦那さんも奥さんも自分の趣味や仕事や生きがいを持って今も積極的に生きていました。夫婦がどちらかに頼りっきりではなく、夫婦の生活と自分自身の生活、両方があってそれをお互いが認め合っているからうまくやって行けるのでしょう。僕だけ結婚が遅く孫はまだいませんが、将来は他の先輩夫婦のように二人の生活と、自分自身の生活の両方を生かして行けたらいいなと思いました。