今月は小樽のお話し。
当社が納品しています朝里川温泉の宿、蔵群(クラムレ)様のリブランドオープン・レセプション(お披露目会)が3月にあり、家内と共に参加して来ました。お一人様一泊食事付きで約10万円という、普段は縁のないゴージャスな世界を一目見てみたいという好奇心からの参加です。この宿は2002年5月にオープンし20年以上営業を続けて来ましたが、建物はそのままに運営する会社が変わり、2026年春よりリブランドオープンされたそうです。創業時の設計は札幌の建築家、中山眞琴氏。約820坪の土地に630坪程もの石蔵風の建物を建て、客室はたった19室という贅沢な造り。そして今回の改装も同じ中山氏に依頼し、外見はそのままに室内の更なる磨き上げを行ったそうです。
今後は宿の営業プランとして、小樽の伝統的なお食事と北海道内のワイナリーとのペアリングを進めるようで、今回のお披露目会には葡萄農家さんやワイナリーさんも多く参加されていました。多分ここに宿泊される方々は、道内の方は少なく関東、関西や外国の方が多いでしょう。隠れ家の様なお部屋の様子や豪華な設備は宿のホームページを見ていただければ、料金も含めて納得できると思います。そしてこの宿の新しい運営会社は全国でも四国、九州、離島のような営業的には難しい場所で営業し、世界的な評価レベルで賞をいただいているそうです。実際にお部屋等を見せていただき、この素晴らしい宿に納品できる事を光栄に思えました。
実はこの日、小樽でもう1軒寄るところがありました。小樽駅の隣にある三角市場から徒歩2分程の船見坂(フナミザカ)のカフェ「坂と線路とバゲットと」さんです。偶然ですが、こちらも蔵群様と同様に運営会社が変わって、今年3月リニューアルオープン。こちらも当社からワインを納品したので、蔵群様の後にご挨拶に伺いました。石造りで黒い色調の蔵群様とは対照的に、こちらは絵本に出て来そうな可愛らしい真っ白な三角屋根のおうち。焼きたてのパンが楽しめるこのカフェのお客さんは間違いなく女性で、その日も店内に男は私一人でした。急な坂と線路が交差する場所にある積み木の様な白い三角屋根は、ここに来た人だったら誰もが記念撮影したくなる魅力を持っています。
このカフェでコーヒーを飲んだ後はJR小樽駅の売店へ。ここで私が好きな「くっちゃん・えぞふじ納豆」を数個買ってスタッフのお土産にします。たれ無しの納豆が上下で2個、赤い色のビニールパックになっている物で、糸引きが良く納豆の香りも強めで子供の頃に食べた味を思い出します。さて、今回伺った2軒のお店は共に前オーナーから新オーナーが引き継ぎ、更に魅力を磨き上げた形で再出発をしました。今流行りの言葉で言うと「M&A」なのでしょうが、この2軒は細部のリニューアルはしても、共に創業者へのリスペクトが感じられて、こういった形で進化するのは理想の姿に思えました。小樽に出来たこの2軒は共に人気のお店になる事でしょう。
