< 2026年 6月 店主の独り言 >

 今月は驚いた話。

 5月のある休日、僕はマンションの部屋を出てエレベーターに向かって廊下を歩いていました。窓の下にはマンションの小さな公園が見えます。ふと見るとその公園に人が倒れているように見えました。あれ変だな!と思い1階に降りてそこに行くと、70代ぐらいの男性が倒れていて顔から血が出ていました。周りには通行人が3人ほどいて、一人が電話で救急車を呼んでいます。

 人は普段110番なんてしませんから、電話の方も急に住所を聞かれても「え~と、南何条だっけ?」と焦っていました。僕が「南〇条東〇丁目の〇〇マンションで、南一条通りに面した所です」と横で言うと、その方は電話で住所を伝えました。

 数分後に救急車は到着して、倒れた方はストレッチャーに載せられ、直ぐに出発しました。倒れていた所は血が溜まっていたので、マンションの管理人さんに「後で水を汲んできて、血を流しておいていただけますか」と伝えて僕は外出しました。夕方、家に帰ってくると、マンションの玄関で管理人さんに呼び止められました。「あの方はどうなったのですか?」と聞くとその後は分からないが、間もなく管理事務所に警察官が2名来たそうです。そして、事故か事件かを調べるために現場検証をしたいが、血を掃除されてしまうと困りますと注意されたそうです。管理人さんもこんな事は初めてなので直ぐに血を掃除したけど、警察の現場検証まではそのままにしていないとダメなんだそうですと教えられました。

 その日は、倒れた方に大事が無く、回復して欲しいと心から願いました。今日は見ず知らずの通行人の方が救急車を呼んで、それから数分で救急車が来て病院に運ばれる、日本人って皆がいい人で、日本もいい国だなぁ~とつくづく思いました。ただ、警察の現場検証の件は今回で学びました。