2005年 4月

 先日、妻が動物園並に爬虫類が揃っていると言うので、札幌ファクトリーに新しくオープンしたペットショップに行って来ました。入ってすぐの子犬のコーナーから人だかりで、その奥にはデパートの婦人服売り場のように、たくさんの犬用の服がディスプレイされています。
 でも、何と言っても驚きは、店の一番奥にある爬虫類コーナーです。まず目にはいるのは何匹もいる白い蛇や50センチはあるトカゲ。昆虫も10センチ以上もあるヘラクレスという名のカブトムシやカマキリなどが沢山いました。一般人にとってはテレビか、図鑑でしか見ることのない物で、一見の価値ありです。
 しかも私が行った時は若い女性の店員さんが、見たこともない色のカエルに、生きている1センチぐらいのコオロギの様な虫を餌として与えていました。

 話は変わって狸小路のコスモビルに、テレビ「何でも鑑定団」で貴重なマンガ本の評価をしている東京、中野の「まんだらけ」札幌店がオープンしました。行ってみると広い店内には沢山のマンガの本や原画、古いブリキのおもちゃ、ペコチャン人形などなど色々な物がガラスケースの中に陳列されていました。
 爬虫類とペコチャン人形を同列に語るのは間違っているのかもしれませんが、この様なマニア向け商品は今まで一般人の目にはあまり触れなかったような気がします。そして、この種の商品の市場規模が広がったのはインターネットによって、地方にいても通販で手に入れることが出来るようになった為でしょう。
 さらに市場が大きくなると人は、インターネットの映像ではなく現物が見たくなります。そう考えると、当社で扱っているマニアックな個人農家が造るブルゴーニュのワインと、ヘラクレス・カブトムシはそれを必要としない人にとっては同じように見えるのかもしれません。
 ただ、趣味の方向性は別にしても主義主張のある店はやはりすごいです。今回の2軒のパワフルさをワインショップフジヰにも取り入れなくてはと思いました。