2011年 9月

今月は自転車のお話。

私が通勤に使っていたママチャリは、妻が13年前に購入したポンコツ。これが先月末の夜南4西3でラーメンを食べている10分程で盗まれてしまいました。普段は簡易ロックとU字型の二つの鍵を掛けていますが、5分で戻ると思い簡易ロックだけにしたのが間違いでした。

そして翌日、同じ町内のススキノ交番に届けを出しに行って分かったことは、防犯登録は10年で切れるのだそうです。交番で盗難届けの際、分かるのはフレームの色だけでメーカー名も覚えていないと言うと、もしその自転車が出てきても防犯登録の番号や車体番号を記録していないと、それが自分の自転車であると証明が出来ないというのです。

出来れば10年を過ぎるとお金はかかるが防犯登録を切り替えるか、せめて防犯登録の番号は記録しておいてくださいと言われました。

仕方なく私は次の休みにスーパーで自転車購入。私の足の長さに合わせてタイヤは少し小さい26インチ、カバンを入れる前カゴ付きで6段変速の付いた白いママチャリを2万円弱で購入しました。

やはり新品は良いですね。帰宅時は当然夜なのでライトをつけますが、ダイナモ(発電器)をタイヤにセットするとペダルが重くなるので、電池式のライトを購入しハンドルバーに付けていました。しかし買った自転車は前タイヤ中心軸の部分が太くなっており、その中に仕掛けがあるのでしょう、暗くなると勝手にライトが光りペダルの重さは点灯後も変わりません。


さて今月のオススメワイン。
天候の良かった09年産がどんどん入荷しています。晴れの日が多い年は特級畑でなくても良い葡萄が採れます。ですから良い生産者の09年物は、村名の付かないブルゴーニュ規格でも良質です。

評価が急上昇中のオーディフレッド氏(ヴォーヌロマネ村)のブルゴーニュ赤と、ミッシェル・コランの息子ブリュノ・コラン氏(シャサーニュ村)のブルゴーニュ赤は、スタイルは違えど共に本拠地の村のニュアンスを感じさせオススメです。

あとはジョリエが造るコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ03年。この年も晴れの日が多く完熟感と、8年を経た熟成感がたっぷり味わえてこの価格は絶対にお得です!!

近年のボルドーで狙い目はマルゴー村付近で、シャトー・シャンテリュン マルゴー06年と、マルゴーの側マコー村にあるシャトー・ド・ジロンヴィル オーメドック07年です。凝縮した果実味とスモーキーな樽風味があって、共にこの価格は大したもんでしょう。

後はコート・ド・フラン地区のシャトー・ギヨン・ナルドー98年。ここのシャトーではタンクで長期熟成させ瓶詰めを数年遅らせる事で、熟成感がありながら若さを感じさせる果実味も楽しめます。熟成した香りは好きでも枯れた味わいは物足りないという方に、この価格で両方のいい何処取りが楽しめます。

イタリアではファレスコ社のヴィティアーノ09年。濃い果実味とスモーキーな樽香で知られる有名ワイン(定価2,200円)が、期間限定で3割ほどお安くなりました。今がチャンスです!

それとサルディーニャ島のカンノナウ(ガルナッチャ種)で、リゼルヴァ07年。少しアニマルっぽさが出て来た熟成香に、味わいも酸、タンニン、果実味が混じり始め芳醇さが出てきました。重ためのソースを使った肉料理が恋しくなります。

熟成タイプが好きな私。オーストラリア・ピール社からはシュナンブラン種の白05年と、シラーズ種(03年産)とカベルネ種(04年産)のブレンドした赤。白はボルドーの良質なセミヨン種を思わせるコクと複雑さが楽しめます。二つの年を混ぜた赤は7~8年を経てもまだ力強く、抜栓を早めにして大き目のグラスでゆっくりと楽しみたいタイプです。