今月は八百屋さんのお話。
新聞に「今、地下鉄麻生駅付近で八百屋さんの戦いが凄い」と載っていました。スーパーが大好きな私はその記事を見て我慢が出来ず、次の休みに家内と行って来ました。地下鉄の終点駅・麻生地区は元々賑やかな商店街で、大きなマンションが立ち並び、全国チェーンのスーパーや、飲食店、美容院が軒を連ねています。そこに数年前開店した元気な八百屋さんが繁盛していたのですが、今年の9月、その数軒先に別の八百屋さんがオープンした事で、安い野菜を求めてお客さんがどんどん集まっているのです。
二軒ともスーパーではなく八百屋さんなので、コンビニ程の広さですが、店内には安い野菜や果物がたくさん並び、買い物かごを持ったレジ待ちのお客さんが何人も並んでいます。一見同じような二軒の八百屋さんですが、両方のお店を見てみるとお店の商品に対する思いとか、新商品の提案とか、何となくスタイルが異なり個性が感じられます。もちろん消費者にとって値段は重要ですが、二軒を見ていると価格だけではなく買い手との相性もあるなと思いました。
今は日本中の街で、全国チェーンのコンビニ各社が向かい合ったり、並んでいます。コンビニ各社の本部では、血のにじむ思いで商品開発やマーケティングをしているのでしょうが、実際のコンビニ同士はクールな感じであまり争っている風には見えません。でも八百屋さん同士が並んでいると、どうしてもお互いに意識するのでしょう。ご興味ある方は、一度、二軒の様子を見て、買い物をしてみてはいかがでしょうか。特に夕方からは勤め帰りの方々が集まり、二軒共にかなりの賑わいです。ただ、共に駐車場がないので、車の方は近くのコインパーキングをご利用ください。