当たり前ですが、子供が産まれると外での食事はほとんど出来なくなります。そんなわけで、最近得意先へ伺うことが出来ないのですが、世の中の流れは速く、ウェイティングの列が出来ていたお店が閉店したり、新しいお店もどんどん出来ています。
そんな中で、平岸の長春飯店(ちょうしゅんはんてん)と言う中華料理店が1年ほど前に閉店したのは結構ショックでした。今でも内臓肉でガツの冷製前菜と紹興酒の組み合わせは思い出してしまうほどです。
ところが先日弟が偶然お店の方にお会いしたのです。何でも病気をされて治療のために中国へ戻っていたそうで最近、桑園でお店を始めたとのことでした。
10年以上も通っていた店がまた再開されたうれしさ。そして、ここ数年伺っていなかった間に、良く一緒に行った母が亡くなり、私の結婚と長男誕生。振り返ることをしなかった、ここ数年の出来事が急に自分の頭の中でわき上がりなぜか一人で放心状態になってしまいました。
店主の独り言
2002年 11月
ワインショップフジヰでは年末の繁忙期に向けてパートタイムで新人の工藤君をお願いしました。パリにあこがれ、フランス語を学んだ青年です。車の免許が無いため採用を迷ったのですが、ブランド品を一つも持っていないフランスかぶれ、そんなところに興味を持ちました。大学を卒業して就職せずご両親はご心配とおもいますが、当人はマイペースで生きているようです。先月フランス語の検定試験を受けたそうなので「ボンジュール サヴァ」と声を掛けるとフランス語で返してくれると思います。年内で夕方からは店に居ますので宜しくお願いします。
2002年 10月
最近パソコン作業が増えてから背中が張って仕方がありません。
そこで始めたことが朝のラジオ体操です。7時に起きてパジャマのままベランダでしています。当然NHKの放送は終わっているので、伴奏を口ずさみながら、何かの体操が抜けたり順番がずれても何とか続けています。と言うのも気のせいか背中が楽になったからなのです。
さて、3ヶ月も早く生まれた息子も満一歳になり、最近つかまり立ちが出来るようになりました。体操をしていると、起きてきた息子が窓ガラスに手をつき、部屋の中から私の運動を見ています 。そしておむつを外した状態で立ったまま気持ちよさそうに噴水を飛ばすのです。そんなわけで未だに体操の順番は自信がありません。
2002年 9月
今年の夏はからっと晴れることの無いまま9月になってしまいました。農作物にも影響がでているようです。先日知床で漁師をしている叔父と話をしましたが、海中の昆布も晴天が少ないために生育が悪いそうです。ヨーロッパでは洪水のニュースがありましたが今年の葡萄の作柄も気になる時期です。
最後に菅谷 卓が8月で退社いたしました。助っ人に昨年まで当社の社員だった永井 順之の力を借りてまたワインショップフジヰは動き始めます。もちろん永井の本業は音楽活動ですが、ちょうど一段落ついたところらしくタイミング良く引き受けてもらえました。引継に手間取りご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いいたします。
2002年 8月
夏本番の8月です。
私に出来る子育ての協力は帰宅後の洗濯なのですが、最近は洗濯物を一晩ベランダに干しても湿気のせいで朝までに乾いていないのです。あとで家内に話を聞くと、日中も天気が悪いときはストーブを付けて乾かすそうです。もちろん夜に干す問題も有りますが、台風のせいだとしても最近札幌の湿度が普通じゃないと思いませんか。
こんな季節の一杯目はワインのオンザロックがお勧めです。赤でも適度に薄まると抵抗無くのどをすり抜けて、爽やかに楽しめます。ただタンニンの多い伝統的な造りのカベルネソーヴィニヨン系は冷やすと渋みが目立つのでさけた方が無難でしょう。
あとお勧めしたいのが、お刺身の醤油にワサビの代わりにレモンを数滴加えることなのです。無ければ飲んでいるワインを少々でも可です。こうするとお醤油がドレッシング風の味わいになってお刺身とワインの相性がとても良くなります。私はこうしてよく食べ、よく飲むことで夏を乗り切っています。
2002年 7月
ワールドカップ以降 日本中がサッカーに熱中しています。地下街の店舗には当然テレビは無いのですが、にわかサッカーファンになった家内は、ワールドカップ開催中、日本戦などで得点が入るとファックスで速報を伝えてくれました。
札幌で行われた因縁の対決であるイングランドVSアルゼンチン戦の当日、外国人サポーターも多かったのですが、警察官の数はもっと多かったのではないでしょうか。少々物々しいムードでしたが、おかげでフーリガン騒ぎはなかったようです。
さて外国のサポーターの人たちは、真昼間から大通公園で上半身裸になり、決まって500ミリ缶のビールを一人5から10本も飲むのです。それも何も食べずにただひたすら飲むのです。
その前のドイツ戦の時には、ドイツ人はビールにうるさいので飲むのはエビスビールかなと思っていたら、皆真っ赤なアサヒの本生を飲んでいました。こういったことも実際見てみないことには分かりません。とにかくアルコールには強いことと、皆がプロレスラーのように大柄なことにはビックリしました。
そして日本や韓国の選手は、その大柄な選手と戦ったのです。本当にご苦労さまでした。
2002年 6月
6月はついにサッカーのワールドカップが始まります。社内では専務が熱烈なサッカーファンで私自身は、どちらかと言えばうとい方でした。しかしその変化は妻から始まりました。NHKのカメルーンチームの番組を見て以来ファンになったようです。豪邸に住むエムボマが、軍の輸送機の中で床に座らされて移動しているのを見て、私だったらカメルーンチームの呼び名「不屈のライオン」ではなく「卑屈のライオン」になっちゃうよ、と同情していました。
6月1日からの試合に多くの外国の方がいらっしゃると思います。当店には世界各国のお酒があり、前に小樽に米空母が接岸したときも、乗員の方が当店で自国のお酒を見つけとても喜んでいました。 テレビではフーリガンのことばかり報道されていますが、素晴らしい試合と楽しい思い出を札幌で作って欲しい物です。そして出来たら、美味しいラーメンとビールとジンギスカンを食べてもらえたらと思っています。
2002年 5月
例年ゴールデンウィークになるお花見が、今年は雪解けが進み10日は早いようです。北国の春は本州と違って、梅も桜も一時に花を開きます。これを情緒がないと感じるか、北海道らしいと思うかは人それぞれでしょう。私は長かった冬が終わり、全ての生き物が順序無く同時に太陽の恵みを受けて活動を始める。こんなダイナミックな北海道の春が大好きです。
そして自然界の春より人の服装は一歩早く春を迎えています。地下街で勤務する役得でしょうか、今年は4月の中旬から、おへそが見える短いシャツを着た若い女性がさっそうと歩いていました。
さてワインのお話しですが、今年の春はロゼの問い合わせがいつになく多いのです。正直言って今まで真剣にロゼを探したことは無かったのですが。気が付くと店頭にはカリフォルニア ケンウッドのホワイトジンファンデルに、ボルドーからはシャトーカロンセギュールのロゼ、ジュヴレの名門ジョセフロティが造るマルサネロゼが並んでいます。更にシャンパンや、スパークリングもなぜかロゼが人気なのです。フルボディーのワインはもちろん美味しいですが、考えてみると春にはロゼワインというのも良いですね。桜の下で淡いバラ色のワイン、隣にはおへそが見える若い、、、 いやそうではなく、私の隣にいるのはまだデベソの息子日向君でした。
2002年 4月
ワイン屋である私の仕事は常に多くの試飲を繰り返し、お値打ちで美味しいワインを見つけ皆さんに紹介することです。私で年間千種以上のワインを試飲しますが、その半分以上は週一回社内で行うテースティングです。
毎回約15種類を2時間かけて評価をし選別するのですが、各ワインの減る量は1/5程度です。1本のワインを美味しい食事と共にゆっくりと味わい、時間の経過と共に開いてくる香りを楽しむような飲み方からみると、試飲は1本のワインの断片をみるだけのとても寂しい味わい方です。せっかくのワイン、出来たらゆっくりと美味しく味わいたいものです。
2002年 3月
新米講師として昨年10月から始まった札幌ワインアカデミーの講義がほぼワンクール終わりました。最初の授業の前は心配で、家で家内と義母を相手に講義のリハーサルを行いましたが、特に時間配分に関しては今でも課題になっています。
前にも言いましたが、ここでテースティングするワインは本当に厳選されており、その後フジヰで扱いを始めた物も多数あります。20回で約110種のワインを味わいますが、まずは美味しく、しかも各産地を学ぶ上で特徴がつかみやすい味を選ぶとなると、世界中のワインに精通していなければ出来ません。
今買ったワインが何処で造られ、更にどのランクの物なのかを知る上で試金石となるワインを 110種味わうだけでも私は価値があると思っています。更に新講師としてエノテカの宮沢さんが参加する事でまた違ったスタイルのワインアカデミーが始まることでしょう。ご興味のある方は 011-231-1667札幌ワインアカデミー宛に 是非お問い合わせください。
